ワンシーズン遅れくらいで映画館で見て、「うっ……(T-T)」となりつつ思ったことは、「これは若い人のための映画だ」ということ。ああ、あの震災のとき、生きる場所や生きる糧を失うといった直接的な被害はないような、被災地からすこし離れた町で暮らす若い人だって怖かったんだな、こういう気持ちを抱いていたんだなと思ったのです。だからすごく歴史的な、かつローカルな映画なんだけど、私は『君の名は。』をもり立てた若い人たちに好感を抱きました。
そして、（ここから本題）心底、偉い……！ と思いました。だって、十回以上劇場に足を運んで、ロケ地に旅行までしたような若い皆さんは決してネタバレしませんでした。私ツイッターなんかも眺めるので、ネタバレに関しては諦めているのですけど、よくぞネタバレかましませんでしたね、みなさん……と『銀河鉄道の夜』の先生のような気持ちになりましたよ、みなさん、それはみんな、☆なのです……
