簡単に感想をメモ。
- 永井優香 「エデンの東」
- 音楽をよく聞いて、身体を大きく使おうとしているのが伝わってくる、好感のもてる演技。まっすぐでとても素適なスケート。
- アレイン・シャルトラン 「La Leyenda del Beso」
- きっぱりした動きが気持ちよかった。うまくなりそう。
- ガブリエル・デールマン 『四季』より「冬」
- 3T+3T のセカンドのぴょん! とした感じすごい。ごーーーという風の音をスパイラルなどを織り交ぜながら抜けていって跳ぶ 2A、素適。そこからそのままステップシークエンスがスピードがあっていてまた素適。ラストのスピンも音楽に合っていたし、良いプログラムに良い演技でした。
- ポリーナ・エドモンズ グスタヴォ・モンテサーノ『フラメンコファンタジー』より「Buleria」「Tango Serenata」「Introduction to Buleria」
- 難しいプログラムだと思うんだけど、上手。きれい。身体が上に、上にと行きたがっているかのように見える動きで、見ていて心地よい。
- パク・ソヨン 「序奏とロンド・カプリチオーソ」
- あーん、スピンが! レイバックスピン、ゴージャス。ちょっとかたくなっちゃってたかも。この人のジャンプ、ほんとはもっとばしばし決まるもの。
- サマンサ・シザリオ 「Danza Mora」
- 3Lo+3Lo! きっちり決まったらきれいだろうなあ。回転不足になる癖(というのかな?)があるのかな。
- グレイシー・ゴールド グリーグ「ピアノ協奏曲イ短調」
- 最初に跳んだ 3Lz の幅がすごくて、そのあとの 3T でフェンスにぶつかりそうになったんだけど、ちょっとしたふりつけに見えないこともない。そのくらい、音楽によく集中してたように見えた。基本的に調子はいいんじゃないかな。全体的にきらきらしてる。腕の動かし方にどこかまだジュニアっぽさが残る一方で、どんどん洗練されていっている最中というそのバランスも「きらきら」を後押し。やっぱりシングルはステップとスピンだなあと思わされる。彼女のようにスピンとステップできっちり見せ場があるとプログラム全体がしまって見える。
- 宮原知子 「魔笛」
- 身体が小さくて、迫力や大きさといったものに欠ける分、ひとつひとつ丁寧に動くことや、コントロールされつくした要素を見せることで十分個性が出せてる。ひとつターンするたびにきらっとする。
- 本郷理華 「海賊」
- 音楽のタイミングに合った質のいいジャンプが気持ちいい。なんといっても楽しそう。とっても素適な演技だった。
- ジジュン・リー 『くるみ割り人形』より「花のワルツ」
- まっすぐに伸ばした肘がかわいい振り付け。可憐。宮原、本郷、ジジュンと、個性にぴたっと合った音楽を使っていて、プロデュースがうまく行っている印象の選手が続きました。
男子シングルも合わせて「あ、いい曲だな」と思うことが多かったです。音楽的な充実が感じられるというのが、いかにもシーズン終盤だなあと思いました。思いがけないアクシデントもなかったし、いい大会。