プール雨

幽霊について

冷蔵庫の中に自分を収めてみる

プリンスアイスワールド 2019 東京公演に行ってきました。会場は東伏見にある、ダイドードリンコアイスアリーナで、通年で氷が張られているリンクなので、さすがの寒さでした。一年ぶりのことでそれをすっかり忘れていました。寒かったです。

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冷え冷えです。

きーんと冷えた、まだ人もまばらなリンクで、スタッフさんに開演前なら写真を撮ってよいか尋ねましたら「どうぞどうぞ(にこにこ)」と言ってもらえました。ですがなにせ真ん中に氷がででんと張られた巨大な空間ですので、似たような写真ばかりを撮ってしまいました。この時点(午前10時半くらい)で寒さによるエネルギーの枯渇を感じましたので、急遽早弁をしました。サンドイッチをよくよく噛んで食べました。

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開場早々着いてしまい、似たような写真を一杯撮りました。

油断していたらばばーんとショーが始まりまして、キャストが客席からぶわっと現れたり、火柱がぶおんっと立ったり、とにかく「楽しませるぞっ」という気概に溢れた素敵なショーでした。

プリンスアイスワールドの魅力は何と言ってもプリンスアイスワールドチーム総勢 24 名(2019 年時点)による群舞。去年までは「何かを目指しているけれど、『何か』っぽい感じの直前で終わっていて、もうすこし資金が潤沢にあったらバレエ団なみに練習をつめて仕上げてこられるんだろうなあ」というようなことをちらっと頭の隅で思ってしまう、そんな、演出と振り付けとスケーターたちの間のちょっとしたずれのようなものがあったのですが、今年はそれがなくて、最初から最後まです〜〜っと夢中で、ず〜っと楽しかったです。

ショーの中心だった八木沼純子さんが辞められてからのこの数年、チームとしてせっせと、こつこつと、一歩一歩やってきたのだろうと思います。一年に一度、ショーを見ているだけの方からすれば、最初の数年は「うーん、がんばー!」という感じで、去年やっと「ちょっとよくなったけど、これからどうなるのかなあ」というところでした。そこに、今年いきなりの「何にも似ていない、プリンスアイスワールドチームというプロフェッショナル集団出現」感。

突然、ぱっと花が開いたように見えました。

ラインだけでなく、隊形で見せる演出が充実していたのもあるのかなあ。うわあ、スケート、楽し〜〜いと思いました。はや〜い、すご〜い、まわってる〜と純にスケートを楽しみましてよ。

パンフレットにはチームメンバー個人毎のページ、3 ページにわたるメンバー同士での座談会、メンバーの加入年・出身地・犬派猫派が一望できる相関図、振付師の方々のインタビューなどが載っていて、充実。そうなのです。これは、パンフレットがほしくなるようなショーで、そのパンフレットを何度も読み返したくなるようなショーでありました。

おすすめです!

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みなさんにお見せしようとしてせっせと撮った、幕間の製氷機、ザンボさんのお仕事姿

インターミッション後最初に「フィギュアスケートの技とは」というお勉強タイムがあって、そこも妙に楽しかったです。「アクセル、トーループサルコウ、ループ、フリーップ、ルッツ!」というアナウンスに合わせて、メンバーがぴょんこぴょんこ(アクセルだけダブルでほかはトリプル)飛んでいったのですが、やっぱりルッツで盛り上がりました。

このパートで、ふつうに滑るとブレードが氷をひっかく音はほとんどしない、という説明があって、実際、そのとき滑った方がとても上手で、革靴の中で重心移動する音は聞こえるのですが、ブレードが氷と接触する音はほとんど聞こえませんでした。これに対して、わざと音を立てて滑る場合もある、といってやってみせてくれたのが、アイスタップ。スケートの音だけで音楽を表現。素敵だったわ。何年か前、まだ八木沼純子さんがいらしたころの演目で、音楽ではななく、風や波の音といった自然音だけの演目があったのですが、あれを思い出しました。ああいうの、またやってほしいです。

演目は Swan Lake もあれば Star Wars もあり、夜を徹して働いた勤め人が昇天するという謎の演目もあり、いつも通り「多岐にわたっていた」ともいえるのですが、不思議とまとまりがありました。これがプリンスアイスワールドチームです、というお披露目感があって、"Brand New Story" というテーマにふさわしい充実感とフレッシュさでした。

ゲストスケーターは、私が行った回は荒川静香本田武史小塚崇彦安藤美姫織田信成村上佳菜子樋口新葉本田真凜本田望結という面々で、ゴージャスでした。馬鹿みたいな感想で申し訳ないのですが、やっぱりみんな、普通じゃなくうまいのですねえ。

早くも来年が楽しみなプリンスアイスワールドです。

ほわわわ……と外に出たら、「あったかい……」。ずっと雨続きだったのに、この日突然晴れたのです。だから体は色々とびっくり。しばらく雨がちだった中、冷蔵庫の中に二時間以上押し込められたと思ったら今度は真夏の晴天で。

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久々に天気が良い日でした。

近くに大きな公園もあるので、お散歩しようかなと思っていたのですが、あまりの晴天に驚いてまっすぐ帰りました。

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東伏見のホームから。

ところで、安藤美姫。私はやっぱり彼女が好きみたいで、彼女が登場して滑り出しただけで震えてしまいました。いつまでこうして、安藤美姫が滑っているところを見ていられるかわかりませんが、見続けられるかぎり、見続けたいなあ。

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ジュニア時代の安藤美姫ちゃんと現在の美姫様。

おしまい

スペイン vs. 吉祥寺

夏だからスペイン映画を見ようと、楳図かずおのお膝元、吉祥寺に出かけました。

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順路が示されるので安心

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このトンネルをくぐり抜けると洒落めかしたロビーです

私はスペイン映画を見ると寝る傾向があります。

念のため断りを入れますと、映画を見て「寝た」ということで「つまらなかった」ということの表明になるという風潮がありますが、私はそれを真っ向から否定します。生き物だもの、睡眠欲と酸欠にはあらがえない。私は比較的、脈絡なく眠くなる方で、今は家で仕事をしておりますので、そういうときは逆らうことなくひょいっと寝ておりますが、会社勤めのときはいろんなものを注入してこらえていました。だが寝るにしくはなし。

私がスペイン映画で寝る傾向にあるのは、そのような私の「座ってると眠くなる」という信じられない体質と、ストイックなリアリズム、あの風景、あの温度、フラメンコギターにぐらんぐらんして、かくーとなるという、そういう生理的な問題によります。

しょうがない。

でも映画館で寝ると(居眠りしない人はご存じないと思います)、信じられないほどショックを受けますので、居眠りしないためにあらゆる方策を講じております。いちばんいいのは幕間に一眠りしておくこと。予告を見てひと泣きしたり笑ったりしていてはいけない。体力を温存しなければ。そして、映画が始まった後はハッカ油、目薬、コーヒーの三点セットで対応します。

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通常 300 円で、会員になると 200 円でいただけるコーヒー

この映画館はワインやビールもありますし、ハードなジンジャーシロップもあるそうなので、今後どしどし飲んでいくつもりです。

が、まずは、コーヒー。

そして、じゃじゃん! かわいい壁にかわいい椅子。スペイン映画にふさわしい状況がそろいました。

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お洒落

このかわいい壁を背にしてお洒落な椅子に埋まって見た映画が、「誰もがそれを知っている」 です。

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アルゼンチンで富豪の夫と暮らしているラウラ(ペネロペ・クルス)が妹の結婚式のためにスペインに帰ってきた。彼女の二人の子どもはスペインの町並みに目を輝かせ、これからの数日に期待する。夫は急な仕事でどうしても来られないのだという。

結婚式の夜、ラウラの娘、イレーネが誘拐された。

そもそも、結婚して外国にいるペネロペ・クルスが夫を伴わずに帰省するという、その状況だけでくらっとします。なにも起こらずに帰れるはずがありません。

そのペネロペの幼なじみがハビエル・バルデム。このキャスティングを聞いただけで「イレーネの父親、ほんとはバルデムなのだな」と想像してしまいます。実際、予告にもそのシーンが流れています。そのイレーネの出生の秘密を知っているものが犯人だと、探偵役の元刑事は言うのですが、そんなことハビエル・バルデム以外、みんな知ってるよ! という展開になります。

ここまでのところで映画の半分くらいだったのでしょうか。私はこの辺りは予告でも見たし、これがミステリの中核なら話が終わってしまうから、もうひとひねりあるのだろうなという構えが半分、スペインのリアリズムをもってすれば、そんなひねりはないかもしれないという構えが半分でコーヒーをぐびぐびっと飲みました。

 

 

ひねりはありました。

犯人はヤス

しかもそれをヤスの××××××××××。

あ〜〜〜〜こわかった……!

こわかった〜〜〜。

こわいよ〜〜〜。

どうこわいか事細かには言えないので、この点以外で「誰もが知っている」のこわいポイント。

  • ハビエル・バルデムが唯一のまともな男として登場(だがペネロペの前ででろでろになる)。
  • 時折はさまるドキュメンタリーチックな目線。この家族にいろんなところから集まる視線。
  • 日差しが本気でまぶしい。
  • 暗闇が本気で真っ暗。
  • 「見えたり見えなかったり」が繰り返し映されて、くらくらする。
  • 娘が誘拐されて右往左往のペネロペ、警察に通報しようと何度か考えたりやめたり、じたばたするが、そのじたばたがリアル。
  • 真ん中でミステリをほどく人も俯瞰して見る人もいない中、犯人が我慢しきれず行動するという経緯。

「いちばんこわかったポイント」は秘密にしておきますので、お近くにお寄りの際にはぜひどうぞ。夏はやっぱりペネロペ・クルスです。

そして、間隔 15 分でもう一本見ました。「ペトラは静かに対峙する」です。

www.youtube.com

著名な彫刻家ジャウメの元に、画家のペトラがやってくる。これから数週間ここでジャウメと作品をつくるのだという。家政婦テレサはお客様はうれしい、長くいてくれるの大歓迎よといい、ジャウメの息子、ルカスもペトラを歓迎する。ペトラは周囲の人々と徐々に親しくなるが、なにごとか考え込んでいるようもである。実は彼女はジャウメ氏が自分の父親なのではないかと考え、それを確かめにやってきたのだが……

というところまでが予告の範囲。

このあとほんとに、ほんと〜〜〜に、大変なことになります。

公式サイトには「逃れられない悲劇の連鎖」とあります。

「悲劇の連鎖」はほんとにそうなのです。悲劇、連鎖しまして、たいへんなことになります。

でも逃れられなかったかというと……

まあ、この先は劇場で、ということで。

2019 年悪人大賞はこの映画のあいつに決定。あいつ、ほんと、悪くて……あいつに比べればサノスは嘘がつけないいい奴だし、新作のスパイダーマンのあいつなんか、単に気の毒な人です。

ミステリやアクション、ホラーばかり見ているような人間には想像もできない悪いやつが出てきまして、「ひええええ」となります。

暑いカタルーニャの風景を見ながら足先から冷えました。

この悪人といい勝負になるのは私の手札だと「悪いやつら」のチェ・ミンシクくらいかなあ。

トニー・スタークなんか無表情に後ずさりしそうなこの事態に、ペトラがほんとうに静かにじっと立ち向かいます。友だちに「カウンセリングとか受けてみたら?」とすすめられるんですけど、「うーん……自分でのりこえる」っていう。そして働いて、畑を耕して野菜をつくって、ごはんつくって娘ときちきちっと暮らして、最終的に大決断をする。静かに、悲劇じゃないところに向かっていく。

ふう。

おもしろかった。

カタルーニャの乾いた風に吹かれているつもりで映画館の外に出たら、しっとりとした吉祥寺の街でした。

そこをぼんやり歩いていると、向こうから明らかに私めがけて歩いてくる人がいて、「あ、道に迷ったんだな」と彼女の早口に耳を傾けると、

「すっごくよいお顔の相をされていますね! もしかしたらご先祖に立派な方がいらしたのではありませんか?」

とぎらっぎらした目でおっしゃるのです。

私はなにか明確な返事をする元気が出ず、「いえ……」と手で彼女を遮りつつ、青信号が点灯する横断歩道をダッシュで渡りました。

 

おしまい

 

 

最近行っている、人類の役には立たない所業

ふと、まったくフラットな気持ちで検索窓に「こぶしファクトリー」と書き込んでみたら、「こぶしファクトリー 好き」で検索するようすすめられました。

これは、最近こぶしファクトリーを好きになった人が、決して少なくないそういう方々が、まわりに話せる相手がいないため、ネットに仲間を探しに出ている証拠。

ああ、こぶしファクトリー、ブレイク目前だなと思って記念写真を撮っておきました。昨日のことです。

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モニターに表示されているのはまちゃんのブログ

今日もやってみました。

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表示されているのははまちゃんが召し上がったスタバの何か

よかった。同じ状況が展開中です。

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わかる、その気持ち

 何のことかわからない方はこちらをご覧下さい。


こぶしファクトリー《アカペラ&ボイパ》GO TO THE TOP!!

poolame.hatenablog.com

 おわりです。




一カ月かけて 2019 年上半期を振り返る (3) 人々がすなるブログを私もやっているの

はてなハイク終了までは、ハイクの読み書きで忙しくて、他の方のブログを読めていなかったのです。それがこの数カ月でブログの読み書きが習慣となりまして、してみると、自分にはこれがお似合いだ、という言い方だとちょっと自分にもブログにもきついのですが、ほかに表現しようのないぴったりフィット具合を感じています。

  • 受け取る速度を自分で加減できる。
  • ある程度の長さがあって、ゆっくり読める。
  • 短いものには短い理由があって、やはりゆっくりじっくり読める。
  • テーブルが個々に分かれているので、ひとつのブログを読んだらまた次……と行く必要がなく、読み終わったら「ふむふむ」と閉じてじっくり味わうことができる。

要するに、ゆっくり読めるし、ゆっくり書けるので、今更ながら「あらこれいいわ」という感じなのです。

Twitter は雑誌みたいなもの、ととらえることもできますが、どんどん流れていくので、読むという感じでも書くっていう感じでもなく「ちょこっとのぞく」という感じでしか参加できません。

いっとく(it-talks)さんでは流れの中で反応しあいながら書くことを楽しんで、はてなブログでは自分のテーブルをととのえて、というこの二本柱で私の「読みたい/書きたい」欲は大体大丈夫そうです。

それで、みなさんのブログを拝読していまして、結構「アクセス数をあまり極端に伸ばしたくない、減らしたい」というご希望をお持ちの方がいらっしゃることがわかりました。

まあ。

おっしゃってくださったらよかったのに……!

ひとことおっしゃってくださったら、その技をわたくし、伝授しましたのに。

というのも、いちおうこのブログ、開設して今年で 10 年なのですけれども、アクセス数やスター数などを見るに、読んで下さる方は「顔を知っている相手」か「文章を知っている相手」か「その両方」しかいらっしゃらず、単に知り合いに「今日、こんなことがあってね」と話しかけているだけという状態をキープしております。

手紙に毛が生えた程度の状態を 10 年キープ。

本日は、どうしたらそのような事態が実現するのか、お話ししまして、みなさんの快適なネットライフの一助となれればと考えております。

 

1. 話題をひとつにしぼらない 

poolame.hatenablog.com

「映画ブログ」と銘打てば、映画好きが寄ってきます。「アイドルブログ」と銘打てばアイドル好きが、「フィギュアスケートについて」とことわりを入れればスケオタが読んでくれます。

でも、毎日話題が違ったらどうでしょう。

一昨日映画の感想、昨日本の感想、今日突然の鉄道ブログ、明日スケート、明後日アイドル、となったら、特定の話題に興味を持って、そのテーマを突き詰めたいという感心な希望をもって検索している人は来ないですよね。ちなみにこれだと、現実社会でつながりのある友人も「あ、なんかやってるな」という感じで読んでくれなくなります。

 

2. 「有名人は『何をしたか』を、そうでない人は『何を考えたか』を書くとよい」の逆を行く

 

poolame.hatenablog.com

この、有名人はブログに行動を書くと喜ばれ、無名の人は何をどう考えたかを書くとよい、というのは昔どこかで読んだのですが、なるほどなあと思います。

私はこぶしファクトリーのはまちゃんという女性が好きなのですが、彼女のブログ、読みます。どこでラーメンを食べたとか、誰とラーメンを食べたとか、そんなことが書いてあるだけで、はまちゃんファンの私は「はまちゃん、今日もラーメン食べたんだ、よかったね」と思います。

でも、それを私が書いてもふつうは誰も喜ばないですよね。ラーメンだったらラーメンの写真があるからまだいいですけど、「今日は公園をお散歩しました」みたいなことだけ書いても、「それで……?」って話ですし、それ、絶対、検索でひっかからないです。それを、がんがん書く。すると、すでにネット上で知り合いの人とか、私と強い絆で結ばれている夫以外誰も読まないという事態が出現します。

 

 

3. 突然夢の話をする

これがきまり技です。

こう見えても、一瞬アクセスが増えそうになった時期はありました。もちろん、いちまんアクセスとかではないのですが、なんかこうちょっと、「ためになることを書いている」っぽいことを期待されているような気がする……という時期がいちおうありました。落語家のように「待ってました!」と言われそうな雰囲気があったといいますか。それで、ちょっと立て続けに「今日見た夢」を書きました。これです。

 

poolame.hatenablog.com

これはたいへん優れたブレーキとなりました。

ちなみに私が自分で特に気に入っている夢がこれです。 

poolame.hatenablog.com

シャープ。

いい夢見てるう。

 

4. 自分が読みたいことを書く

 

poolame.hatenablog.com

 

最後は結局これです。

こんなことを書いたらこれこれこういう風に思われるかな、とかそういうことを一切考えない。こういうことを書くと期待されているんじゃないかなとか、そういう反応を頭に入れて書くと気持ち悪くなるので、自分が後で読みたくなるようなものを書くように心がけると、基本的には自分しかついてこられなくなりますが、書き続けることはできる。書き続けると、それなりに自分でおもしろみが増して、趣味として一定の地位をもつに至ります。ブログって、それくらいでいいんじゃないかな。

自分は、誰がいつどこでどうしたという話を聞くのが好きですし、その中には夢の話も含まれます。基本的に、だれかがいつどこでどうしてどういうラーメンを食べたとかいう話を聞くのが好き。

自分の書いたものでも、フィギュアスケートを見ている途中で腹ごしらえと思って用意したししゃもが爆発した話とかが好きです。

もちろん、熱い映画ブログも好きです。でも紙で読むような「評論」を読みたいと思っているかというとそうではなく、また、まとまりのある「情報」を得ようとしているかというとそうではなく、やっぱり熱がどうしようもなくぶわ〜〜っと溢れていたり、おもしろいんだかおもしろくないんだかわらかない映画を見た困惑が溢れていたり、そういうのを読むと感動します。

紙では読めないと思うので。

突然ですが、おわります。

ざべすのしとしと蓮日記

ざべすよ!

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突然撮られたわ

雨降り続きでどこもかしこもしっとりしています。

ざべすたち、「こんなときは蓮だな」ってことで、生態調和農学機構ハス見本園というところに行ってきました。

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てけてけ

もうすぐ公開が終わってしまうということで、まあまあ、あわてて行きました。

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雨が降ってきました

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葉っぱの上で雨の雫がころころと集まるのを見ました

蓮を前にして、雨夫が「僕の想像していた蓮と違う」「蓮って、こういうのだっけ?」と言い出したので、「ああ、睡蓮と勘違いしているのだな」と思っていたら、雨子がそのように指摘して、そして二人で「この会話は今回が初めてじゃないね」と言っていました。

ざべすは、ピンクの蓮の花、大好きです。ふんわりしています。ざべすもこんなベッドがほしいなと思います。

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ぴんくです

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これから咲きます

雨子はやっぱり、白っぽい、地味なのを探していましたが、いい具合に咲いていませんでした。「つぼみもきれいよ」と言っていましたが、ほんとうに、そうでしょうか。つぼみは頭が重そうでたいへんだと思いました。

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重そうなつぼみです
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咲くと軽そうです

とってもきれいに咲いていた白い蓮。まんなかが黄色で素敵です。

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どーん

見本園では蜂やとんぼが飛んでいました。お花に飛んでくる虫を観測しているのだそうです。

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とんぼ

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とんぼ

雨が次第に強くなって参りましたので、てけてけと帰りました。この後選挙に行って、ざべすも貴重な一票を投じました。「ざべす」「ざべす党」って書きました。選挙の後は外食をすることになっていたのですが、雨子がおうち帰りたい病を発症して、コンビニで焼き鳥買って帰りました。焼き鳥、おいしかったわ!

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雨降りです

おしまい。

 

一カ月かけて 2019 年上半期を振り返る (2) ゾンビ体操してるの

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このところ毎朝ゾンビ体操をしています。

ゾンビ体操は、以下のセットを三回繰り返す運動です。

1. 「その場で駆け足」をしながら上半身をぶらぶらさせる(ゾンビ)動きを一分

2. その場で足踏み(人間)を三十秒

「ゾンビ→人間→ゾンビ→人間→ゾンビ→人間」でフルセット 4:30 です。ポップス一曲分くらいですので、ゾンビ体操にふさわしい曲を選曲して行います。曲いかんで力の入りようが変わりますので、選曲が重要です。

というわけで、ゾンビ体操のときに聴いている曲ベスト 5 〜(順不同)!


Juice=Juice『ポツリと』(Juice=Juice[Solitary])(Promotion Edit)

 今年の二月にリリースされた Juice=Juice の『ポツリと』。ポツリとそばにいて見つめているだけで、好きって一言がどうしても言えない……そんな、ゾンビになってしまった少年の気持ちになれます。ネタ元は映画『ウォーム・ボディーズ』です。「ポツリ」っていう音にゾンビ感を感じます。

この曲はダンスが好きで、ダンスショットバージョンの MV を iTunes で売ってくれないかなあと待っていたのですが、待てど暮らせど販売されないので、特典でダンスショットバージョンの MV がついてくるシングル CD を買いました。そしてDVDのトレーに入れっぱなしにして、いつでも気まぐれに見られるようにスタンバイしてもらっています。


アンジュルム『君だけじゃないさ...friends(2018アコースティックVer.)』(ANGERME[It's not just you…friends])(Promotion Edit)

アンジュルムの去年のシングルより『君だけじゃないさ…friends』。通常、ゾンビ体操はゾンビと人間を行き来するのですが、これは基本的にずっとゾンビで行きます。ゾンビというか、ヴァンパイアに生まれ変わりつつある少女の気持ちで。この白い服を着た少女たちは先輩ヴァンパイアで、「苦しいのはみんないっしょだよ」って新米に歌いかけてくれるの。

アンジュルムは今年、CD 三枚入りのアルバムが出たので、ゾンビ体操で大活躍です。

www.youtube.com

Kirinji が福田和子をモデルに書いた『Fugitive』。こちらは死にかけている人間の気持ちで。だんだん腐っていく身体を感じながら懸命に走っていますと、たいへんぞわぞわします。


Base Ball Bear - Flame (Music Video Short Ver.)

Base Ball Bear が今年出したシングルより『Flame』。これは全部人間の気持ちで走ります。ゾンビから逃げて、逃げ切って、また逃げて、の繰り返しで、もしかしてゾンビになったら楽なんじゃないかとかあのときああしてたらどうだったとか頭の隅で考えながら走ると、胸がえぐられるような気持ちなります。


Base Ball Bear - 試される (2018.11.11 Ver.)

さっきの曲と同じシングルに入っている『試される』。これは視点人物の男の子が人間で、周りがゾンビ。ゾンビと共生している社会で、颯爽と現れた女の子がゆら〜〜っとしているのを見て「原始的に心惹かれ」たり、「人間的に抗いたく」なったりする、その心の揺れをゾンビ体操で表現。

 

以上です。

これで特に痩せたということも体調が良くなったということもないのですが、やり出したことをやめるのはこわいので続けます。それで気がついたのですが、運動には青春っぽい音楽が必要だということです。伊集院光モー娘。を聴きながら運動して痩せたそうですし、私もこぶしファクトリー聴きながらゾンビ体操しているうちに自然に痩せないかななどと考えています。

ここんところ見ていた映画に不規則三行コメント!

「三行コメント」とははてなハイクで行われていた遊びです。

「今日観た映画(DVD)に3行コメント!」というお題がありまして、ここにハイカーは日々、せっせと映画の感想をため込んでいたのです。「三文」でも「三項目」でもなく「三行」というのがみそで、「行」というのは見る人の環境によって長さが変わりますから、実態としては「三項目」なんですけれども、その各項目内でどれだけ長くなろうと、「いや、環境によってはこれで一行かもしれないじゃん。横長のモニターにちっさい字で表示したりすれば」と豪語できるという。なかには堂々と四項目、五項目書き、映画に対する熱を表現される方などもいらっしゃって、なかなか乙なものでした。

昨日は水曜日。あちこちの映画館でサーヴィスデイを展開してまししたので、久々にはしごをしました。まずは、ピカデリー新宿から。

先日、別の映画館で見た「新聞記者」の大きなパネルを撮りつつ、開場待ち。

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朝いちばんで人がいなかったので撮りやすかったです。
  • すでに感想は書いたが書く。
  • ニクソン政権下のアメリカのように暴走する権力をペンの力で止めた経験も、光州事件のように学生から始まった民主化の波が一般市民に波及した経験もない。そんな日本語そして日本史という環境下でどれほどのことが映画でできるかということを考え抜いて粘り強く作られた傑作。
  • 「映画としては今ひとつ物足りない」という感想をちらほら見るのだけど、今ひとつ物足りないのは、一人一人の市民が市民として自立し、その上で連帯し助け合った成功体験を持たない現実の方なのではという気がする。でも、よくよく考えれば色々あったはず。気が重くなるようなことが続くけど、その中でも色々あるはず。この映画で吉岡がたどり着くところも薔薇色の成功ではないけれど、決して小さくない達成があって、ああしたものをこつこつ積み重ねていく以外にないと思う。
  • 映画は静かでなければならない、映画にはアクションがなければならない、映画にはミステリがなければならないといった、古典的な映画像にしっかり応じている。
  • 俳優陣の表現が禁欲的かつ創造的ですばらしかった。

『新聞記者』のことを考えていたら開場しましたので、エレベーターに揺られて当該開場に向かいました。チン! とエレベーターが到着してしゅっと扉が開くとそこには

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高まる期待。

ばばーん!!

と、新しいワイルド・スピードの巨大ポスター。

すごい。おもしろい。なぜかはわからないけど、これだけで楽しい。これを目にしただけで「元は取った」という気分になれる。わけがわからない。どうなってしまうんだろう、このシリーズ。

が、見るのはもちろんこれではなく、

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じゃじゃん

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』!

アベンジャーズ:エンドゲーム』という帚星のしっぽ部分のようなこの映画。彗星のしっぽにぶわっとなでられて、喪中だなあと、悲しくも楽しかったです。

夏休みの研修旅行でアメリカの高校生がヨーロッパに向かいました、となったらそれはもう当然事件が起こります。高校生達のヨーロッパへの憧れにつられて私も冒頭からわくわくしました。

  • トニーったら、もう!!
  • サノスは「起きて寝言を言う」タイプの悪役でしたが、今回のは嘘つき〜〜。より現代的になっています。
  • 一度嘘にはまって嘘を構築し始めると簡単には足抜けできないよ、と。
  • 二種類の「信じる」って言葉が出てきました。ただ信じるという意味の「信じる」と「なにかを信じたい」と願い、信じられるものを待望している場合の「信じる」と。
  • 私自身は常に相手の言うことは 100% 信じて臨んだ方が結局は早道と思っているので、大体信じるのですが(仕事上では)、「かっこ」つきで信じている感じかなあ。疑ってかかるのは手間がかかる。信じて臨んだ方が矛盾などに気づきやすいし、嘘もしくは誤りだとわかったときの反応も早い。
  • とはいえ、私は「信じる」ってことがよくわかっていないのかも。でもピーターの信じ方は体感的に、素朴なレベルでわかる。
  • ちなみに、友だちや家族は「信じる/信じない」の問題ではないです。あなた方と「信じる/信じない」の問題の枠組みで接したことはありません。
  • ピーター・パーカーに輝かしい青春を送ってほしい、楽しんでほしい、と思うのが人情というか。
  • 世にもかわいいカップル。この MJ かわいい!
  • アメリカ映画における「オランダ最高」のイメージ。
  • となりに座った若い方が、ピーターが転んだり何かにぶつかったりするたびに、「はっ……」と口を手で覆うのが見えて、素敵だと思いました。
  • 生身のピーター・パーカー、かっこよかった!

「もっと見た〜い、ずっと見ていたい!」と言うお嬢さん方を視界の隅にとらえつつ次の映画館に移動。新宿武蔵野館です。ピカデリーと武蔵野館を結ぶライン上にスパゲッティのお店があるのでそこでナポリタンを食べます。口がてらてらになります。

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うしろにゾンビも見えます

ポール・ダノにはずれなし」と言われる(注:雨子がひとりで言っている)、ポール・ダノ初監督作『WILDLIFE』。ジェリー(ジェイク・ギレンホール)は妻子と穏やかに暮らしていたが、ある日勤め先を解雇されてしまう。妻、ジャネット(キャリー・マリガン)とは喧嘩が絶えなくなり、逃げるように山火事の消化という危険な仕事に就いてしまう。ジャネットは水泳の教師をしながら、息子のジョーは高校に通いながら写真館で働き三人とも家計を支えるために努力するが、いつしか家族の仲はぎくしゃくし始め……というお話。

ジョー役のエド・オクセンボールドは『ヴィジット』の弟。どっかで見たな〜と思っていたんですが、あの子か〜。大きくなりました。

ジャネットは夫が出て行ってしまうと何か、箍がはずれたようになって、突然美声で話し始め、装いもぐっと素敵になってしまう。そして息子の前で夫以外の男を口説く。何かことが起こる以前に、精神的には彼女はとっくの昔に一線を越えてしまっていたんですね。
わかりやすく考えると、ぐれた、ということになってしまうのでしょうけど。

  • 経験したことのない山火事。その匂いにずっとつきまとわれる。
  • ジャネットの行き場のないかわいらしさ、美しさが切ない。
  • 荒涼とした街、広々としているのに、子どもにとっては行き場もなければ夢もなく、少年が憧れる大人もいないという密室感が辛い。
  • それでも学校をさぼらず、バイトをまじめにし、自分で自分の晩ご飯を用意する。えらい。とてつもなくえらいぞ!!
  • ぽかーんと広いだけの風景の中央ふきんにぽつんとたたずむ人物のショットが繰り返されて、切ない。
  • ちっともきれいな風景じゃないのに、切り捨てるわけにいかない、放り出すわけにいかない、辛い。
  • この手のダメ親ものでは、二人組の片方がだらだらを重ねて、もう片方がたまりかねてぐれてしまってどっかーんということになったとき、「もうちょっと待っていてくれたら大丈夫だったのに」という描写が入るけれど、「どっかーん」を目の当たりにして目が覚めたにすぎないわけで。
  • 「どっかーん」後の静けさが良かった。

というわけで、突然のジェイク・ギレンホール祭りでした。

猫背の二人が

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監督:藤井道人

原案:望月衣塑子、河村光庸

脚本:詩森ろば、高石明彦

出演:シム・ウンギョン、松坂桃李高橋和也西田尚美、ほか

財務省近畿財務局の男性職員自殺を中心とする、一連の公文書改竄問題に材を取ったサスペンス。

たとえば『デトロイト("Detroit" 2017』がそうであったように、『ビール・ストリートの恋人たち("If Beale Street Could Talk" 2018)』がそうであったように、いちおうの解決すらついていない事件を材に取った映画は、見た後どうしても苦みが残って、映画館を出た後、ずっとひきずってしまう。

またたとえば、『ゲティ家の身代金("All the Money in the World" 2017)』のように、解決はしていても、実話が元だと、なんとも言えないゆるさが残ってしまう場合もある。論理や言葉の外側にある偶然や時間、だらしなさで決定的なことが起こり、その傷が映画の出来不出来とは別に、見た後いつまで経っても癒えない。

『新聞記者』はいつ企画が立って、どうやって脚本が仕上がって撮影にこぎ着けたんだろうと思うほど、今現在起こっている事件を扱っている。解決していない。思想信条にかかわらず、すべての日本語話者を重く覆っている黒い雲のようなもので、逃げ場がない。

だから、どれほど創造的に、禁欲的に我慢強く作っても、映画としては限界があるだろうと思っていました。

かといって、「60 点満点を想定」といった構えができるわけでもありません。だって、そもそも完全に経験したことがないことなんですもの。こんなに早く、こんなに近くで起こっている事件が映画の題材になって公開にこぎつけるなんて、出くわしたことがない。

というわけで、見る前はぼんやりしていました。少なくとも人が何人か亡くなっている以上、「おもしろい」とは言えないだろうと思っていました。

それがなんと、おもしろかったのです。びっくりしました。見た後で思わず、「この監督って、今まで何してた人?」と調べてしまいました。若い人でした。またびっくり。

現実に起こっている事件に材を取ってはいるけれど、物語はきっちりフィクションとして仕上がっていて、映画として物語としておもしろかった。特に、シム・ウンギョン演じる吉岡エリカが背負う物語がわかりやすい。彼女がどこから来て、なぜそのように考え、そして次にどう行動するかということの因果がはっきりしていて、この映画の基盤となっていました。また、彼女がアメリカ育ちの日韓ダブルで、といった設定によって、基本的には男性が中心となって動いているこの社会のなりたちが際立っていました。主人公が二重三重によそ者で、その彼女が一人で動き回ることによって。

物語は古典的といえば古典的。二つの硬直した組織があって、それぞれそこで若い人が脅されて、個人であり続けるか、組織の一部となるか、その選択を迫られて、二人は単独でいることを選択するが……という話。

彼女と彼は猫背で、いつもちょっと俯いていて、今にも押しつぶされそう。そして、呆然としている。頭の隅で、あるいは全身で事態に驚いている。背筋をぴんと伸ばした人物が事態に敢然と立ち向かっていくのではなく、今にも押しつぶされそうな人物がよろよろと、ふらふらとしながら、しかし、飲み込まれるのを拒否する。

その二人の首が、肩が、背中が雄弁で、派手なアクションやべっとりと涙に濡れるシーンがあるわけではないのに、何度も息をのみ、二人の肩といっしょに私の肩もまるくなり、背中に圧力をまとっていく。

『ビール・ストリートの恋人たち』が示したのは、愛をもってかかわりあえることの幸福、これだけは誰にも奪えないということ。

『新聞記者』が示したのは、単独で立っていなければ何もできない、そんな事態にあって、そのとき孤独では、やはり何もできないということ。家族がいるからといって孤独から自由になれるわけではなく、やはり、打ち明け、助けてくれと言い、それが受けとめてもらえなければ事態は変えられない。『新聞記者』の終盤にかけて、杉原の孤独が浮き彫りになる一方、吉岡が決して孤軍奮闘しているわけではないことが知らされて、それだけが次への希望になる。

ラストはオープンなもので、この後は現実の側がどう解答していくかということになる。一歩先は何も決まっていないということだけが希望といえば希望で、とてもシビアだけど、シビアな分リアルで身近に思える。

おもしろかった。

やっぱり新聞っていいなと思いました。新聞記事ができていく過程、印刷される過程、梱包されて全国に配達され、店舗に家庭に届き、人々が手に取る。その映像だけでわくわくする。

新聞、やっぱりいい。絵になるし。

と、満足したあとで、久しぶりに井の頭公園をお散歩しました。

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大島弓子が住んでいたマンション。

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公園の自動販売機で労働中のくまさん

ちょっと曇っていたのでわかりにくいのですが、池がきれいでした。

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水面に見えるのは、池の中の緑と周りの木々と両方。
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晴れた日だともっときれいかも。


今夜は吉岡エリカと杉原拓海が猫背でとぼとぼと歩いたあの夜のことを夢に見てしまいそうです。

一カ月かけて 2019 年上半期を振り返る (1) 映画館で見た映画

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さいきんはまっているおやつ

あれやこれやと感想文を書きたかったのに気づけばもう 7 月です。下半期は心を入れ替えて一回一回書くことにして、上半期見た映画+おすすめポイントでケリをつけたいと思います。

  1. 01/09(水)『迫り来る嵐』……芯から寒くなります。主人公は一度認められて、そっちから光が射しているような気がしてしまって、ただそこに向かってまっすぐ歩いていたつもりだったのに、光が、と思いきや雪で、呆然としていると嵐が来るという話。
  2. 01/19(土)『ミスター・ガラス』……「物語をめちゃくちゃにする者、こと、構造に対する怒り」みたいなもので溢れています。2019 年コーヒー映像大賞。
  3. 01/26(土)西遊記 女人国の戦い』……悟空の存在を時折忘れてしまいましたが、豪快でロマンティックなお話でした。いろいろびっくりしながら生きてきたのに、まだびっくりさせられるのかと、びっくりしました。
  4. 01/26(土)『王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン』……かなりしっかりおもしろかったです。見た目のおもしろさとお話のおもしろさがかみ合っている感じがしました。
  5. 01/31(木)アイスマン 宇宙最速の戦士』……前作のような不思議なおもしろさがないかわりに、ドニー・イェンが語りつくす。ドニー・イェンに説諭される時間。不思議な体験でした。
  6. 02/08(金)パルプ・フィクション【極爆】……ミアとヴィンセントで何の話をするかということが問題で、それがこれ以上ないかたちで決着したり、ジュールスの話に思いがけない聞き手が登場することで「お話」として成就してしまったり、それでいてブッチは彼を祝い、縛り、支え、苦しめてきたその長い話をおそらくまだだれにも聞かせてはおらず、それはまた別の話になるという、だれがだれにどんな話をするかということをめぐるドラマを含みながら、この映画がラストにあの場面を持ってくるというのがいい。永世コーヒー映像大賞。
  7. 02/13(水)『ちいさな独裁者』……人間が機械や装置の一部になるこわさがじわじわと展開してひたすらこわい。笑うことを強要するシーンを見ると、言語や文化がちがっても、人間が人を支配するときの行動って基本的に同じなんだなって思いました。
  8. 02/13(水)ライ麦畑の反逆児』……脱アイドル、脱神話化されるサリンジャーという感じでとてもよかったです。痛切な分、身近で。
  9. 03/02(土)『THE GUILTY ギルティ』……基本的にアスガーと通報の音声とモニターだけですすむので、近すぎる視点から見るとき特有の見えなさに緊張しました。
  10. 03/03(日)「午前十時の映画祭」で狼たちの午後……なにか、思いがけなく武器が手に入るといったきっかけが先にあって、こんなにずるずると進んでしまっただけの計画ですら、一度動き出すと止められなくて、ひたすら悲しかったです。
  11. 03/04(月)女王陛下のお気に入り……ルールのわからないスポーツを途中から見せられている感じ、へんてこな音楽、へんてこな踊り、でもわけがわかる。いちばん切なかったのは女王が親友を追放してしまったあと、その部屋が汚くなってしまったこと。
  12. 03/04(月)『ビール・ストリートの恋人たち』……"If Beale Street Could Talk" という原題を口の中でころがしてみて、「それでも裁判所は黙殺するのでは」という気すらする現状を考えると、この邦題にたどりついた理路が想像できて、それも辛い。でも、愛し合う人たちが好きなんだ、愛し合う人たちを支えたいんだよという台詞が出てくる。気は弱そうだけど優しさが分厚い大家さんや、レイシストコップに決然と立ち向かうお店のマダム、苦痛に顔をゆがめるティッシュの背中をあわててさすってくれる上司、それに何と言ってもティッシュの家族。自由がないようでいて、本質的に自由な人々の姿が我慢強く描かれます。
  13. 03/10(日)『運び屋』……捜査側にも麻薬カルテル側にもそしてアールの側にもちょっとした許しがあって、それが「かわった映画だなあ」という印象につながっていると思う。対立軸なんていうものがない、かといってシニカルでもない、悲しさも暖かさも淡々とおかれていく物語り方がとてもよかったです。
  14. 03/20(水)『イップ・マン外伝 マスターZ』……理想と希望と夢がぐちゃぐちゃに詰まった、居住性抜群の屋上。そこでの二人のアクションがきれいだった。
  15. 04/17(水)『魂のゆくえ』……カメラ自体がせわしなく動く映画を見ることが多いせいか、一度決まったらじっと動かない画面が新鮮でした。頭が椅子に押さえつけられているような感じを味わいました。その、動けない視界のなかであたふたするイーサン・ホークをじっと見てました。
  16. 04/24(水)『ねじれた家』……原作より複雑になっていた部分があって、そこが好きでした。
  17. 04/25(木)キャプテン・マーベル……猫ちゃんが宇宙で最強。
  18. 05/11(土)アベンジャーズ エンドゲーム』……物語というものの、あきらめの悪さを味わえました。
  19. 05/18(土)アベンジャーズ エンドゲーム』【極爆】……二回目はいい音で。三者三様のヒーローからの「降り方」を見てしみじみ、はらはら。トニー・スタークがそうであるように、私たちみんな、この世界への贈り物なんだという気持ちにすらなれました。
  20. 06/01(土)『アナと世界の終わり』……ショートの子がすごくよかった。結構ちょこちょこ意外な展開をするのが好きです。とくに「俺のことはいいから行ってくれ!」の顛末なんか、おもしろかったなあ。
  21. 06/01(土)アメリカン・アニマルズ』……おもしろかった。パンフに本人達のインタビューが載っていて、みんな、刑務所に入って人生最高のときを過ごせたと言っているのがほんと、うわあ、そうなのか、まじか、うわあ、と印象に残りました。自分は周りの人を煽っていないか、せかしていないか、不安になりました。
  22. 06/03(月)『神と共に 第一章:罪と罰……これもあきらめの悪いチームが、ストイックに、創造的に、そして楽しんでつくった感じがして、ほんと楽しかった。
  23. 06/19(水)『ザ・クロッシング Part-Ⅰ』……え、どうした? っていうくらい、ぶわ〜と厚みをもったおもしろさがありました。問題は雅子の着物とポーズ…
  24. 06/19(水)『ザ・クロッシング Part-Ⅱ』……これやっぱり、三時間でいいから一本にしてたら大ヒットしたんじゃないかなあ。戦争映画としてちゃんと新しいし、生き抜こうとする人と生きられない人の対比は鮮やかだけど後者のことを貶めているわけではないし。上品で素敵でハードボイルドでした。
  25. 06/28(金)『神と共に 第二章:因と縁』……1000 年前の、主人公が冥界の使者ではなく人間だったころの映像が始まった瞬間、神の視線を体験。閻魔視点で見ようと思って最後列の席を予約したのが功を奏しました。

 

一足先に夏休み

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雨続きです

一足先に今日から、お弁当の夏休みに入ります。真夏の弁当は危険ですもの。

真夏突入直前のお弁当は、ズッキーニ頼みでした。

 

1. タマネギごはん弁当

  • これはしっぱい。タマネギごはん、初めてつくっていきなり弁当行きは冒険しすぎました。やわらかくなってしまって、弁当には不向き。残りは結局スープをかけておじや風にしたんだったかしら。もはや記憶にない。

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この辺りで「米がなくなるかもしれない」という心配が生じました

2. ウィンナー弁当

  • いただきもののウィンナーをどーんと詰めまして、だいぶ手詰まり感が出て参りました。
  • キノコと鶏肉をごまマヨポン酢で和えたようなルックスのものは、キノコと鶏肉をごまマヨポン酢で和えたもので、いわゆるはてなレシピです。はてな本社の社食メニュー(大昔)。

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冷凍しといた玄米&黒米入りごはんでおむすび。

3. 生姜ごはん弁当

  • 作り慣れた安定の生姜ごはん。ほんとは油揚なんかも入れるとおいしいのですが、なかった。人参は麹漬けなので麹がちょっとついています。

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基本に戻って単に鶏肉を焼いてみました。

4. エマージェンシー弁当

  • 真夏のお弁当お休み期間前最後の弁当だというのに、やる気と肉が枯渇。大胆に缶詰を詰めました。賞味期限を超えて保存されたさんまはコクが増していました。
  • 卵焼きは作る度に味を変えています。そのことに雨夫さんが気づいているかどうか、多少気になります。この日はやる気を出すためにマヨネーズで焼きました。作った人にだけわかる「なんか変わった感じ」がしました。

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最後の最後で力尽きて缶詰を頼りました。

弁当に関して、何か決定的なアイデアを得たい、天啓あるいは悟りレベルの何かに到達したいと思っていますが、2019 年上半期も思い惑っているうちに終わりました。次は秋なので葡萄とかいちじくとか詰めてやりたいです。