みずからのあるじであるみなさま、おはようございます。
この一週間はお天気がよくて、ざべすはずっとご機嫌でした。
みなさまはいかがおすごしでして?
ざべすは雨子と雨子のおともだちのお茶会にお呼ばれしてきました。
伺ったのは「パンジャビ ダバ」というレストランで、「ダバ」というのはインドの街道沿いのレストランのことを意味するそうです。
ざべすはビリヤニのセットにしました。ビリヤニもカレーもマトン・チキン・野菜から選べるのです。ざべすはビリヤニもカレーもマトンにしました。雨子もそうしました。
とってもきれいなお皿に、とってもきれいなごはんがのって出てきました! みんなでこれを食べ出すと、だれからともなく、「ほかほかする」と言い出しました。スパイスがきいていて、いいにおいがして、食べると体がぽかぽかするのでした。
ざべすは静かにごはんを食べてみなさんのお話を聞いていました。難しくてよくわからなかったけど、ある方に意中の方がいて、その T シャツが受注生産で販売されているそうで、それを雨子が「買った方がいい」と強くすすめていたことだけはわかりました。
おなかいっぱいになったあとは、喫茶店に場所を移して、またまたお話が続きました。


会場を移したら、いよいよお話が難しくなり、ざべすにはちんぷんかんぷんでした。でも、みなさんずっと楽しそうに笑い転げていたので、ざべすも楽しいと思いました。
おひとかた、「つだけん」さんという俳優さんに夢中になっておられる方がいらして、雨子にその「つだけん」さんという方がどれほどすてきかを説明していました。「つだけん」さんは『わたしの幸せな結婚』という、妖怪や陰陽師が出てくる不思議な映画でごかつやくだというお話でした。お二方がこの映画のことをご存じ、お一方が原作漫画をご存じという状況で、雨子だけなんにも知りませんでした。でも、「みよちゃん」という言葉を聞いたとき、ざべすにはなにかがひらめいていました。
が、ときすでにおそく話題はもう別のことに移っていて、「じょうもんどき、やよいどき、どっちがすき? どっちもどき〜」のような呪文がたくさんたくさん、みなさんのお口から出てきて、ざべすはとっても愉快でした。
それで話はもどりまして、今年の四月、わたくしたち、ざべす辺境伯一行は三重県桑名を訪ねました。そのとき行った六華苑、そこが『わたしの幸せな結婚』のロケ地だったのです。玄関に『わたしの幸せな結婚』のパネルがありましたし、奥の部屋ではファンの方が「みよちゃんがいた部屋」というようなお話をされていました。ざべす、おぼえてます!
なんと、わたくしたちは、あらかじめロケ地を探訪していたのです。
びっくりです。あれがなんらかの伏線となって、このお茶会の日があったのかもしれないとすら思いました。
ざべすと雨子はびっくりして「なんらかの輪が閉じた!」「物語が完全になった!」とひとしきり喜びました。
うんとおもしろかったので、やっぱり「会って話す」は大事だと思いました。
ではまた来週、ここでお目にかかりますわ。
おんもでも会えたらいいなと思います。
🍛 ちぇりおですわ ☕