プール雨

幽霊について

ドラマ

マダム問題 2024

私が延々見ている『ヴェラ』の最初のシーズンがアマプラで公開されていたので一気見しました。 第4話「過去のない女」 Amazon ああ、すばらしかった。 一話だけちょっと演出が違っていて、カメラがゆらゆらしてるドキュメンタリー風味なんですが、二話目から…

ヒゲ問題 2024

もう食べられない菜の花 ヒゲっていえば『アストリッドとラファエル』です。 あの『アストリッドとラファエル』です。 あてずっぽう推理でぐいぐい行くラファエルが犯罪資料局文書係のアストリッドと出会い、友情を育み手に手を取って、多少違法なことをまじ…

伊勢物語 第二十段

二十 昔のことだ。 男が大和に住んでいる女を見て、言い寄り関係をもった。 しばらくして、男は宮仕えをする人であったので、大和に留まっているわけにもいかず、京に帰ってくることになった。そのとき、三月ごろだったのだが、楓の葉で紅色がとても風情ある…

伊勢物語 第十七〜十九段

「源氏物語」はどこを読んでも気が重くなるので読みたくないとか言っていたら罰が当たり、どうしても読まなければならない状況に追い込まれたのが先月のことにございます。つろうございました。「いやだっつってんでしょ」と虚空に向かって叫びましたがたれ…

漫画原作のドラマはほとんど見ない

痛ましいことが起こってしまい、ショックです。 こういうとき、犯人捜しがネットで始まってしまうのもまた、ショックです。 私は当事者でもなければ関係者でもなく、『セクシー田中さん』を読んではいるものの、同名のドラマを見ていないので、何もわかりま…

伊勢物語 第十六段

悪霊退散! 昨日はスーパーに行きましたら太巻きがたくさん売られていて、私も「ハーフ」なるものを買い求め、食しました。そしたらば、「太巻き欲」に火がつきまして、まだまだ食べたい。今日は食べなかったので、明日は食べたい。そんなことを思う立春です…

伊勢物語 第十一〜十五段

今週の「光る君へ」は体感 20 分でした。びっくりしてたら終わったよ。なかでも藤原道隆が言った、われわれは大きな秘密を抱えたのでこれでまた家族の結束が強まりましたナ……的な文言の意味がわからなかった。共犯関係を結束と言い換えることはままあるけれ…

伊勢物語 第十段

一〜五 六(芥川) 七〜九(かきつばた) 九(宇津の山べの、時知らぬ山、都鳥) 東下りの続き。男、武蔵の国にて。 十 むかしのことだ。ある男が武蔵の国までふらふらと歩いて行った。そこで、その国に住んでいた女に言い寄った。女の父親は別の男と結婚さ…

伊勢物語 第九段(駿河なる〜都鳥)

今朝は部屋の時計兼温度計が湿度を「Lo%」と表現していました。そんな表現あるんだ、この時計、と思いつつ、白湯を飲みました。 レモンを入れました 川上弘美訳の『伊勢物語』、冒頭だけ読んだのですが、かなり切れがよくて、さすがのかっこよさ。「はやく…

伊勢物語 第七、八、九段(かきつばたまで)

「光る君へ」は第二話にして完全に異空間に飛び、いつのどこのなにかわからなくなりました。 かなり思い切っています。 道長とまひろ以外は語彙が貧弱で、たいへんあけすけな言葉遣いをされます。こんな端近で、そんな話をそんな語彙で? ということが続きま…

都合により今夜、七草粥でおまけに中華粥風

12 月 30 日から 1 月 6 日まで一日も休まず飲酒しました。また、食材の都合があり、昨日 1 月 7 日は 7 日で酒の肴みたいなのを食べました。酒の肴風ごはんは本日 8 日のお昼まで続きました。 今日の酒の肴風昼ごはんとお酒 そしてケーキ 特に「反省した」…

『カーテン』ふたたび、さらに『ピエタとトランジ』

2021 年 9 月、『名探偵ポワロ』(NHK の BS プレミアムにて放送)が最終回を迎えて千々に乱れた私の心でしたが、まもなくまた第一話から放送が始まってしまい、「あれ?」と思いつつ見続け、2023 年秋、二週目のポワロも最終回『カーテン』まで見終えました…

回復期

丸四日寝込んでいました。 まあでも感染症ではなく、昔からたまにある「なんか動けない」というやつで、久しぶりだったので、懐かしくもびっくりしました。 胃腸は全然元気で、近くで駅弁祭りが催されたときは紐をひっぱるとほかほかになるタイプのお弁当を…

何カ月もかけて『ハッシュ』を見ました

ドラマ『ハッシュ 沈黙注意報』("H. U. S. H.")全 21 話をやっと見ました。 第0話 ファン・ジョンミン Amazon 主人公は 6 年前、自社の記事のせいで友人を自殺させてしまったジュンヒョクと、その自殺した人の娘、ジス。ジスが大手新聞社、毎日韓国にイン…

BSフジで『ハッシュ 沈黙注意報』を見ています

昨日、『風の歌を聴け』を読んで、自分には村上春樹は手に余る、というようなことを書きました。シスジェンダー、ヘテロセクシャル、経済的に裕福な男性の「……かもしれないし、……でないかもしれない」という吐露になど、つきあってられるか、と。 poolame.ha…

『アストリッドとラファエル 3』を見ています

『アストリッドとラファエル 3』の日曜放送分を見ました。 ラファエルのあてずっぽう捜査がひどかったです。まだ捜査が十分に進んでいない段階で一般市民に銃口を向ける描写が二回あり、「それ以上いけない」と思いました。また、ニコラとテツオを「オス同士…

シャーロック・ホームズがジョーン・ワトソンを NY でたたき起こす方法

www.bs11.jp 私が『ヴェラ』のシーズン 6 以降をテレビで見られるのはいつの日でしょうか。『ヴェラ』はイギリスで 2011 年から放送されて、現在 12 シーズンまで放送されている作品です。したがって、「今、ヴェラ見てる人いないかしら」とうかつに検索する…

のどがかわいています

水出しコーヒーを導入してみました。 導入即やめました。 どうしてかって? あればあるだけ飲んでしまうからです。 コーヒーを飲みたければ、都度都度淹れるようにしないと、一日に何リットルもコーヒーを飲むことになってしまいます。 ああ。 暑すぎ! 「暑…

田中コレクション 2023 夏

こんにちは。 私は田中コレクター。田中集めに精を出している者です。 poolame.hatenablog.com 前回の発表(今年の一月)から半年経ち、またすこしたまりましたので披露したいと思います。 ではまず、「河津の田中区」です。 桜が美しい季節でした ただの区…

『アストリッドとラファエル2』⑸「魔女の儀式」を見ました

全然まとめられないなりにこれを書いて、 poolame.hatenablog.com 気が楽になったようです。ブログの効能をひとりだけで味わってしまい、お読みいただいた方々には恐縮なのですが、自分の欠点について、やっとあきらめがつきました。 相手のことを人間だと思…

ヒゲ問題 2023

夕方のアジサイ。 日陰のアジサイ。 日向のアジサイ。 のんびりするぽーちゃん。 のんびり 突然ですが、今テレビで見ているドラマは『アストリッドとラファエル 文書係の事件簿』のシーズン 2 と、『ヴェラ』のシーズン 4 です(習慣でホームズとポワロとマ…

ドラマ『アガサ・クリスティ ミス・マープル』(2004-2013)、折り返し地点

ミス・マープル 鏡は横にひび割れて(字幕版) ジョアン・ヒクソン Amazon ジョーン・ヒクソン版の『ミス・マープル』はちょこちょこ見たことがあるのですが、今日本のテレビでやっている『アガサ・クリスティ ミス・マープル』は見たことがありませんでした。…

母の日を前に考えていること

線路のきわのところの薔薇 母が昔カルトにはまって預貯金をもってかれてしまったことがあったし、自分が大学生だったときはカルトにはまって大学からいなくなってしまう人も身近にいたので、ずっと、カルトの前で自分は無力だなあとうなだれています。 母は…

ドラマ『風よあらしよ』を見ました

伊藤野枝のドラマ『風よあらしよ』、楽しみにしていたのですが、展開がはやすぎてついていけませんでした。わずか三話に対してエピソードを詰め込みすぎで、慌ただしかったです。たとえば二話で、野枝が「青鞜」を引き継いで奮闘するもむなしく結局廃刊にな…

さようなら

エルキュール・ポワロ。 昨年の 4 月くらいから NHK BSプレミアムで再放送していた『刑事コロンボ』と『名探偵ポワロ』。どうせ家に閉じこもっているのだから、いい機会だからと、初めて両方とも最初から最後まで続けて見ました。 コロンボは途中、明らかに…

ドラマ『ポワロのクリスマス』(何らかの意味でネタバレしています)

(ドラマでは「ポワロ」、原作小説では「ポアロ」のため、下記でも表記が混在しています。読みにくいと思いますが、許してください) honto.jp 『ポアロのクリスマス』はクリスティーにはめずらしい密室殺人もので、読んだときの印象では「これはちょっと、…

『刑事コロンボ』

今週の『刑事コロンボ』は第 30 話「5 時 30 分の目撃者」。犯行は衝動的なものでした。あのときすぐ通報していれば被害者、助かったかも。決して用意周到とは言えなかった犯人に、コロンボは最初から目星がついており、犯人からマッチを借りたり、ライター…

あきらめが悪い

見てしまった! アメリカで 2012 年から、日本で 2013 年から放送され、全 7 シーズン、154 話で見事 2019 年の夏に完結した『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』の第 6 シーズンまで拝見しました。 なぜそんな半端なことになっているかというと、う…

『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』

シーズン6を拝見中です。 このシーズン冒頭では、シャーロック・ホームズの脳震盪後症候群が問題になっています。彼は頭痛や物忘れ、幻覚などに苦しみ、主治医から休暇を取るように言われていますが、仕事を離れたらむしろ自分を律することができなくなるの…

『アンという名の少女』

『アンという名の少女』は(4)の途中まで見て、ちょっとお休み。 あまりに今の現実によく似ていて、見ていると抑鬱モードに突入してしまい、浮上できません。 いやあ、人間ってほんとにイヤなものです。 そう思わせることができる、すごく力量のあるドラマ…