プール雨

幽霊について

言葉

小さくなった

日本人に基本的人権はいらない、なぜなら神の国だからという特殊な国家観をこの列島に行き渡らせて美しい国をつくりあげる。 そういう大仕事をしようというときに、公文書改竄や公選挙法違反といった、(上記の大仕事に比べれば)小さい悪事を重ねてしまった…

『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』

『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』を見ました。 さくらが「日本じゃ、『未亡人』なんて変な言葉がはやったじゃない?」と言ったのが印象的でした。『男はつらいよ』ではおいちゃんおばちゃん夫婦と博さくら夫婦の言葉遣いが違っていて、さくらたちには「『未…

「東京新聞」の「大波小波」には外れの回がある

「東京新聞」に「大波小波」という、時折「いかがなものか」と思われる記述がなされることのあるこのコーナーがあります。夕べ(2020 年 7 月 6 日付夕刊)は小林哲夫『女子学生はどう闘ってきたのか』を紹介していました。それはいいのですけど、言うにこと…

ねえ、笑って!

レモンケーキを食べました。食べながら、パッケージに「ねえ、笑って!」みたいなことが書いてあったことをしみじみ思いました。すっぱかったので笑いはしませんでしたが、おいしかったです。すっぱいのが好きなので。 私は笑えよと強要されるのも気を遣って…

訂正します

今夜はギョーザ・イエー! 話はかわりまして、以前、ハイクで「ぎょうざ」って旧かな表記だとどうなると? という質問があり、つるっと「げうざよ」と答えてしまったのですが、字典を読み間違えたらしく、大間違いでした。やってしまいました。 「餃」という…

König

気まぐれに録画して見始めた「旅するドイツ語」。 パンに目がない俳優の佐藤めぐみさんがドイツを旅して、パンを食べたりジャムを食べたりしながらドイツ語を学ぶ番組で、三回目の放送まで見ました。 現状私は、Danke. と Das, bitte!(これください)しか…

表現

「三密」ではなく「家にいて、換気して、人と離れて」にしてほしかった。 「三密」という言葉はすでに仏教の体系にあるし、省略形だから覚えるのに手間がかかり、しかも「三密(をする)」のではなく「三密(を避ける)」なので、考えるときに最低二手間かか…

[ə]

英語をやる人は, この [ə] はあいまいな「ア」だと思っている, ドイツ語をやる人は, [ə] はあいまいな「エ」だと思っている, フランス語をやる人は, [ə] はあいまいな「ウ」だと思っている. では誰の意見が最も正しいかというとそれはたとえば, 私も彼女が私…

異次元の数学者、望月新一

16年末の「NHK紅白歌合戦」で見た人気アイドルグループ「欅坂46」に(個人ブログで氏が)言及。歌っていた「サイレントマジョリティー」の歌詞が、ABC予想の証明に用いた自身の理論と酷似しているとして、「興奮・感動を読者の皆さんと分かち合いたくなりま…

危険な言葉

www.tokyo-np.co.jp 外務省が「原爆展」から東京電力福島第一厳罰事故の概要を伝えるパネルを外さなければ後援しないと被団協に要求した そうで、えぐいことよと思います。 こうした、過去の捏造につながる現在の否認をせっせと政府が行っているというニュー…

日本語文法

honto.jp 日本語教育における日本語文法と、日本の義務教育で学習する学校文法はちょっと違います。 学校文法は王朝文法が基本になっていること、学習者の発達段階に応じた設計になっていることなどから、必ずしも言語学的には厳密でないところがあります。…

忘れられない

このところ頭にこびりついている言葉は、柳家さん喬が弟子の喬太郎に言った「喬太郎、往来で品のない大声(たいせい)を発するんじゃない」、小出祐介さんが関根史織さんに言った「涙腺がだらしない」、そして突然記憶から掘り起こされた「雅子様は筋金入り…

八五郎はばかだけど、イヤな奴じゃない

「ヘイトだ、パワハラだ、男尊女卑だと言われたら落語は一切出来なくなります。」と立川志らくさんがおっしゃるので、合間合間に落語を聞いていたら、落語に生活を侵食されて仕事が遅れ気味です。 私は前の会社にいたとき、「小三治に芸風・性格が似ている」…

新元号について

新元号発表の報を聞いたのは旅先でした。「令和」という字を見て、雨夫さんと 2 人で「りょうわ? ……れいわ……? えっ……出典が…………万葉集の……詞書……!?」とびっくりしたという思い出ができてしまいました。 「わせしむとしか読めない」「訓読みはしないでし…

今日の東京新聞朝刊に載っていた「『えひめまじめ』ふまじめな PR...

今日の東京新聞朝刊に載っていた「『えひめまじめ』ふまじめな PR」は最初、その「えひめまじめ」という PR 動画に「ふまじめだ」という意見が殺到したという字面がすっと頭に入ってこなくて、「ん? んん?」と読み返してしまいました。愛媛県でやっている…

「細君」にはルビをつけてほしい

角を曲がって細い小路へ這入った時、津田はわが門前に立っている細君の姿を認めた。その細君はこっちを見ていた。しかし津田の影が曲り角から出るや否や、すぐ正面の方へ向き直った。そうして白い繊(ほそ)い手を額の所へ翳すようにあてがって何かを見上げ…

大人のすることじゃない

昔、ある漫画家が、若い人に「国のために死ねるか」って質問したら若い人たちは「死ねる」って言ったって言うんです。それで漫画家は、若い連中は立派だ、といった発言をしたことがあって、その時点では私も若かったんで単にびっくりして、「国のために死ね…

「疲れた」という事態を別の言葉で表現する

羽生善治さんが誰かに「朝起きて自分がどこにいるかわからないときは気をつけた方がいい。ちょっと休養を取って」と言っていたのが、聞いてから十日以上経っても忘れられない。

「しれっと」の用例

今日の朝日朝刊「広辞苑第7版が映す社会」という記事で、「辞書好き仲間3人で……」としれっと紹介されてしれっとコメントしている見坊行徳さん。辞書で「見坊」……? 三国のケンボー先生のとこの人? と調べたらお孫さんだそう。記事の文体も含めて、これほ…

いるとかいらないとか、そういう問題だろうか

日本語の古語は専門じゃないので、漠然としか把握してなくて、大体いちいち調べるんだけど、この「いちいち調べる」ことに抵抗がないというか、少なくとも調べ方がわかっている状態も勉強の成果なんだろうなと思うと、「古語の文法、学校でやる必要ない」と…

「絶対に……ない」で初めたゲームは後戻りが効かない

嘘をつくとき、人は「絶対に……ない」とか「一切……ない」といった表現をしがち、くらいに思っていたのだけど、最近は一歩進んで、「絶対に……ない」とか言い出したらその人は証拠が出ようが証人が出ようか決して認めることができないから(「絶対に……ない」で…

負けられない戦い

負けられない戦いがある的なキャッチフレーズはうまくないんじゃないかなとずっと思ってます。 文言の中に「負け」が含まれているので、考え方として後手なんじゃないかなあと。口にすることで一旦「負け」を経てしまう。 かと言って、必ず勝つ的なのもの空…

お菓子にありそうな、歌のタイトル

「空から降ってきた卵色のバカンス」というタイトルには長崎銘菓っぽさがある。 空から降ってきた卵色のバカンス 原田知世 J-Pop ¥255 provided courtesy of iTunes

名言

「柔道龍虎房」のキャッチコピー「泣いてもいいから前を見ろ!」と、安藤美姫の名言「くじけてもいいからあきらめないで」を並べて味わう午後。 柔道龍虎房 [DVD] 出版社/メーカー: ビデオメーカー 発売日: 2006/09/22 メディア: DVD クリック: 10回 この商…

医者に言われて印象に残っている言葉

ひどいアトピーで悩んでいたのですが、 「23 歳くらいになったらよくなるよ」 と、二人の医者(引っ越して通院先がかわったため)に言われて、果たしてその通りだったという。 今振り返ってみても新鮮な衝撃。

荒川静香の詩

バンクーバーオリンピックかなにかのときに、テレビでアナウンサがー安藤美姫に対して、「日本のためにがんばれ」的なことを言ったところ、すかさず荒川静香が「自分のために! がんばってほしいですね(にっこり)」と言ったのを思い出したなあ。 「自分の…

恩師に言われた衝撃的なこと

「あ、ねえ、ねえ、草生やす方法教えて」 後記:恩師はこの頃、ネットの掲示板での極右的な書き込みを分析していたのですが、辛くなると「何か書き込んでこのスレッド、無駄に消費してやれ」という気持ちになってしまい、挑発的なことを書き込んでいたのだそ…

好きな言葉

けいとのぱんつ

今日知った言葉

クマリン(coumarin) :ラクトンの一種で、芳香族化合物。香料、軽油識別剤、医薬品原料として用いられている。桜餅の天然香り成分であり、シナモンの香り成分のシンナムアルデヒドやコーヒーの香り成分であるコーヒー酸とともに知られている。 \ほほー/

好きな言葉

「喉頭、別名声の箱」