プール雨

幽霊について

「かぐや姫の物語」

ああ、そうだ。「かぐや姫の物語」の終盤、泣きじゃくってるひとが観客席にいて、「ああ、これはそういう感じだなあ」とか反応してしまっていたんだった。「うまく噛み合えば、ああいう感じの見方になりそうだなあ」とか考えるくらい、終盤、分析的に見てた。なのに終わった瞬間、ぶわっと感情が高まって涙があふれたんだった。不思議な体験だったなあ。似たようなことは三度目だけど、不思議度がダントツだったなあ。とにかく、かわいいものたちが矢継ぎ早にかわいく、新鮮にうにゃうにゃと動くので、そこだけでも見てほしいのだ。