プール雨

幽霊について

「天使の眼、野獣の街」実況

こないだ見た「監視者たち」のリメイク元「天使の眼、野獣の街」を見てるんだけど、結構細かいところまでそのまんまだ。80〜90年代に高橋幸宏がやったカヴァーによって知った60〜70年代の名曲を、初めて原曲で聞いたときのような感動。うわあ、おもしろいなあ!

 

始まって30分くらいで四度目のお食事シーン入りました。これに後、ラム・シューの道端で買い食い場面もあったし。
私もごはん食べよう。

 

犬頭が「なにか小話を」ってせがまれて、話して、みんなが耳を傾けるっていうシーン、めっちゃいい! いい! 5億点だわあ。この感じはこの原典版ならではだなあ。この映画の肝だなあ。そうか、ここまでカヴァーしちゃうとほんとにただのコピーになってしまうもんね。リメイク版の方はこれがない代わりに流麗なアクションがあった。

 

うわあ、この雨上がり、めちゃくちゃいい。

 

「監視者たち」(2013 チョ・ウィソク、キム・ビョンソ) のリメイク元「天使の眼、野獣の街」( 2007 ヤウ・ナイホイ)を見ました。


おもしろかった! 監視班に配属になった新人刑事の、初めての事件の話で、主人公は班長の乗る車の後部にずっと座っている(韓国版では二人が向かい合ってた。香港版は主人公が上司の背中を見てる)ので、「研修中」「修行中」という雰囲気。基本的には彼女と上司の「教える/教えられる」関係が軸となりながら、各チームの信頼感がさりげなく描かれていて良かった。

また、彼らをいざというとき支えるのが、サイモン・ヤム演じる犬頭の「小話」っていうのも素適でだったし、主人公が極限まで追い詰められた時にふっと雨が上がる、それで、ふっと彼女の目が覚めるっていうのも良かったなあ。
韓国版はアクションが美しく、チーム全体での仕事を細部まで映していて、とにかくわくわくするつくり。香港版はじんわりと胸を打たれるような仕上がり。完コピに近いのに全然違う味わいでおもしろかった!