*青字が劇場で見たもの。
- 5/13 スキャナー・ダークリー (2006 リチャード・リンクレイター) (DVD)
- 近未来 SF で、麻薬捜査もの。麻薬捜査官が自身もドラッグにおぼれ、そして……という話で、物語はシンプル。映像が、俳優を演じたものを元にアニメーションにしているので、つねにぴくぴくしている肌の感じなどから、「ああ、人間って、片時も静止していないんだなあ」と思う。
- 5/16 ウィズネルと僕 (1987 ブルース・ロビンソン) @ バウスシアター
- イギリス名物、「ちょっと具合が悪い若者が田舎に休みに行ってそこでさらにひどい目に遭って帰ってくる」映画で、「うー」とか「あー」とか言いつつ、笑った。
- 焦点人物が僕からウィズネルにぱっと切り替わるところが切なかった。
- これが私のラストバウス。
- 5/17 ダイエット・ラブ 痩身男女(2001 ジョニー・トー) (DVD)
- 5/19 ロング・グッド・バイ (1974 ロバート・アルトマン) (DVD)
- 映画館で見てみたい。
- キューブリックの「シャイニング」のときも感じたことだけど、原作が小説の場合、内容をある程度小さくして、大胆なカットをおこなった方が、映画はシャープになって良いようだ。小説は冗漫さや冗長さが楽しみになる場合もあって、長さや複雑さ、重さが魅力になるけど、映画の場合はやはり映像や音楽という形式自体が重いものなので、物語の部分はぐっと小さくした方が味が出るような気がする。
- 5/20 L.A. 大捜査線 / 狼たちの街 (1985 ウィリアム・フリードキン) (DVD)
- この人たち、コーヒー飲まない。
- 5/22 Needing You 孤男寡女 (2001 ジョニー・トー & ワイ・カーファイ) (DVD)
- 登場時には変な人にしか見えないキンキ―(サミー・チェン)が 10 分後には大好きになってるという。いい人すぎ。そしてかわいすぎ。しょぼーんとするアンディ(アンディ・ラウ)もかわいすぎるし、ストレスがたまるとそこら中掃除しまくる二人がとにかく、かわいすぎ。
- 5/24 天使たちのくれた時間 (2000 ブレット・ラトナー) (DVD)
- 5/26 イースト (2013 ザル・バトマングリッジ) @新文芸坐
- テロリスト集団に潜入する捜査官が、その集団に潜ったり出たり潜ったり出たりを繰り返すうち……という話で、物語上の緊張を解決する主人公の手段がオルタナティブで良かった。
- テロリスト集団の側の組織の脆さ、首謀者の弱さなんかの描き方が優しかったし、正しかった。
- 5/26 フォンターナ広場 イタリアの陰謀(2012 マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ)@新文芸坐
- 1969 年に起こったフォンターナ広場爆破事件を元にしたサスペンス映画で、とても粘り強い作り。実話ベースなので、終わりのない緊張感の中、終った時は「ぷはっ」と息が漏れた。
- 様々な立場の人物が釈明させられるんだけど、決して内省の声で真実を延々説明したりしないので、見応えがあった。
- 多少、見てると死にたくなるんだけど、この映画がこういう風につくられたという事実で持ちこたえられる。
- 5/27 WOOD JOB!〜神去なあなあ日常 (2014 矢口文靖)@立川シネマシティ
- 木の匂いがしてくるようだった。単純に、ふだん見られないところからの木々の姿や、大木が倒れるところが見られただけでも感激。
- 主要登場人物、全員好きになれた。女性陣の化粧っけのなさ、きびきびした動き、ぶっきらぼうな表情なんかもとっても素敵だった。
- 子役が子役じゃなくて子どもだった。
- 5/28 現金に身体を張れ (1956 スタンリー・キューブリック) (DVD)
- とにかく、空港のシーンはどきどきはらはらしつつ、わくわくした。
- 「そんな奴ぁいねえ」っていう登場人物もいた。