ベストテンや各賞は2016勝手に映画ランキング! inハイク - はてなハイクに書きました。2016 年は、おもしろい映画がたくさんあって、もしかして走馬灯でも見ているんじゃないかと不安になるほどでした。2017 年も健康に気をつけて映画館詣でを続けたいです。
以下は 2016 年に映画館で見た映画一覧メモです。57 本見たのかな。書きたいこと、他にいくつかあったけど、もう松も明けるし、去年のことはこれでおしまいにします。
2016 ベストワン候補群
- この世界の片隅に……後から思うと、テンポがはやいのも良かった。考えるのは後からゆっくりでも良いし、頭を真っ白にしてただ見るという体験ができたのが良かったんじゃないかな。
- サウルの息子……カメラがすーっとサウルに焦点を合わせた瞬間からずっと、息が苦しかった。
- ハドソン川の奇跡……始まった瞬間はっとした、あの感じが忘れられない。
- 裸足の季節……主人公が逃げ出そうとするときに、内と外をひっくりかえすこと、「行かせてやれ」という声が、彼女を閉じ込めていた側の人間からあがることなんかが印象的だった。
- ベストセラー……仕事に献身するということに当然ついてくる様々なことがゆっくりと描かれる。ハードだけど、優しい映画でした。
- ブルーに生まれついて……事実を元にしたという感じが薄い。ゆるくない、ハードな物語。イーサン・ホークが今まで出してこなかった声を出している。
- タイガーマウンテン 雪原の死闘……記憶と史料、歴史、そして物語の関係を生き生きと描いていて、素晴らしかった。
- キャロル……キャロルが主人公でなくなりそうな雰囲気があった。くるくると視点が変わるような、視線の行ったり来たりの過程で映画そのものが変質してしまいそうな危うさにどきどきした。
- リリーのすべて……映画冒頭のリリーたちの間にあった、創造的で、二人で闘いながら生き抜いていくのよ、幸せになるのよ、という雰囲気が、もう戻ってこないとわかってからも、一瞬でいい、戻ってきてくれないかと思いながら見ました。
- ヘイトフル・エイト……時折誰かが口にする「お前の話を聞かせてくれ」という言葉が終盤に行くにしたがって大きく反響していって、あのラストになる。
- マネーショート 華麗なる大逆転……映画なんだけど、本を読むような楽しさがある。
- ボーダーライン……自分が日常、その中で考えている法や論理が通用しないところにぽーんと放り込まれる、その放り込まれ方があまりに静かでびっくり。
- スポットライト……それぞれの立場、それぞれの見え方が無理なく、穏やかに共存したかたちで描かれていて上品だった。
- アイ アム ア ヒーロー……原作より上品で大人っぽい仕上がり。
- クリード チャンプを継ぐ男……欠点がない、完璧な映画だと思う。
- 貞子VS伽倻子……最高!
- ヒメアノ~ル……もう麦茶は飲めない。この映画が残した傷は深い。
- 暗殺……チョン・ジヒョンが大好きになった。
- シング・ストリート……長男大賞。
2016 ワンじゃないけどベストテン圏内候補群
- ローグ・ワン / スター・ウォーズ・ストーリー……主人公の三人が、私は好きだった。私にとってはとても魅力的な三人だった。
- ブレイク・ビーターズ……甘酸。ラストがすごくいい。
- スター・ウォーズ / フォースの覚醒……レイの前で神話が歴史になる瞬間がクライマックスになっているのが良かった。
- オデッセイ……疲れているときに見るといいと思う。
- ノック・ノック……主人公は何の落ち度もないのに酷い目に遭う。そのひどい目に遭う彼に対して、いらっとしたり、時には笑ったりしてしまう……。キアヌ・リーヴスでなければ成り立たなかった。
- ストレイト・アウタ・コンプトン……147 分もあるように感じなかった。実話をもとにしているせいか、アップダウンが上品だった。
- レヴェナント:蘇りし者……あそこまでやっといて、最後のショットでああなるっていうのが、いいなと思ったよ。
2016 欠点はあるだろうけど私は好きだった群
- 香港、華麗なるオフィス・ライフ……いやもう、びっくりした。すごい映画だった。
- 湾生回家……こればっかり見てたらいけないとは思うけど、これはこれで撮られて、公開されて良かった。
- ジェイソン・ボーン……映像も音楽も不躾な中、ボーン本人の強さがきらっとしていておもしろかった。
- グランド・リジュージョン 見破られたトリック……疲れているとき見たらいいと思う。
- インサイダーズ / 内部者たち……映画全体が粘り強くて良かった。
- ダーティ・コップ……ラストがちょっといい。いいニコラス・ケイジ。
- ゾンビスクール!……「この人、ひとっつもいいところないな〜」っていう登場人物はいないので、わりと最後まではらはらどきどき楽しいです。
- ロブスター……ルールのわからないゲームに途中参加するような不安が味わえます。ラストはシニカル。
- マネーモンスター……おもしろかった。
- 探偵なふたり……これわりときっちりおもしろいのでおすすめです。
- プリースト 悪魔を葬る者……すごいテンポがはやくて「うわあ」とびっくりします。エンドクレジットでは主人公たちが朗々と歌います。
- 私の少女時代 - OUR TIMES -……まあ、すごいです。甘酸。天使役でアンディ・ラウが。
- 華麗なるリベンジ……あんまり華麗ではないんですが、主人公たちは魅力的だし、ラストもさわやか。
- 弁護人……これがヒットしたという事実がたいへんに重いです。
- エブリバディ・ウォンツ・サム!!……縁もゆかりもない、体育会系のうかれたみなさんの、人生最高に調子乗ってる数日を見るという不思議な体験。
- 君の名は。 ……予告と全然違う、予想外にきちきちーと組んである話なので、予告で「なんだいれかわる話か」と思って見てない人は、見た方がいいんじゃないかな〜。
- メカニック ワールドミッション……前作では趣味がクラシックだったステイサム。今作ではロックに。お金がなくなったようです。それでも素敵。
- DENKI GROOVE THE MOVIE ? 石野卓球とピエール瀧……ガラの悪い仙人の活動をぼんやりと見ることができます。
2016 リバイバル上映なのでどう位置づけていいかわからないけど傑作群
- ブリーダー……マッツがどえらいことになっているので、みんな見てほしい。
- 黒衣の刺客……映画館でかかる度に見たい。「解ける」ことをこんな風に映すなんて。
- 悲情城市……何度見ても不思議なおもしろさ。
- ロシュフォールの恋人たち……いちいち踊ったり歌ったりしないと次のステップにすすめない恋人たちに幸あれ。
- めまい……いやもう、何もこんなに主人公をひどい目にあわさんでも。
2016 好みかと聞かれればわからないけど、おもしろかったし、文句はないというか、何なら賞賛したり、人に勧めたりしても構わない
- マイケル・ムーアの世界戦略のすすめ……まじめな映画で、誰にでもおすすめできます。
2016 それ以外群