プール雨

幽霊について

ゾンビもカンフーもいいけど、たまにはサメもね!

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今年も未体験ゾーンフェス、始まっています。東京は渋谷のヒューマントラストシネマで 3/31 まで。ゾンビやサメもいいけど、キルスティン・ダンストの「チアーズ!」がリバイバル上映されるのが楽しみ。リンゴ・ラムの「ワイルド・シティ 迷城」、ファイヤー・リーの「クレイジー・ナイン 老笠」は必ず見るとして、後はどうしようかな。今年は本数も多いし期間も長いから大変です。

一本目は初春にふさわしく、「PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星」にしました!

見終わった眼からすると、この予告で相当程度お話がおさえられているので、特にいうこともないのですが、真面目に耳を傾けるとこっちの正気が危なくなるような知見を連発する科学者のみなさんと、「奥の手」=「腕力」なみなさんとの間で、小刻みに震えるチワワのようだが芯はしっかりしていそうな女の子と、「お前ら、何言ってるんだ……」という戸惑いを隠さない船長さんの二人が観客の心の支えです。作中に二人も心の支えがいれば、このジャンルとしては最高レベルのサービスと言えるのではないでしょうか。楽しかったです!

温暖化が進んで、陸地はすべて水没し、生き残った人々は水上生活を余儀なくされています。その模型、じゃなくて、セットはかわいいし、水上スキーみたいなやつは見応えあるし、CGのサメちゃんも活躍しますし、「(不思議なロジックで)死の海になる……」と心配された海ではイルカちゃんが船の横で遊んでいるところがばっちり映ってるしで、基本、くらくらきつつも楽しい。

そしてエンドクレジットで立つ人がいないという、映画鑑賞に身体が馴らされきったみなさんにも賞賛の言葉を送り、まあこの映画についてはこの辺で。