プール雨

幽霊について

2018 年上半期を一ヶ月かけて振り返る(3)新しく好きになったアイドル

2018 年上半期、突然 PUFFY の良さがわかって、"Bring It !" というアルバムを買い、ちょいちょい聞いています。

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志村正彦が書いた "Bye Bye" を気に入ってこれにしました。他の曲もいいし、彼女たちの声も歌い方も好きです。このアルバムには入っていなかったのですが、「赤いブランコ」なんて素敵な曲もあるのですね。知らなかった。

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これが噂に聞く「歌いっぷりがいい」ということなのではないかなと思いました。結構正確で揺れない、でも「正確」という感想を抱かせる隙を与えない PUFFY の歌です。外で大勢が集まるところで聞きながら「みんなと聞いている」状況を楽しみつつも、どこか個人的に感情を揺さぶられもする、穏やかに進行する飲み会のような、彼女たちの歌です。

のんの「スーパーヒーローになりたい」もそういうところが良かったです。広いところでも狭いところでも、みんなと一緒でも二人でも一人でも聞ける。これが流れている街で一人で買い物したり映画観たりしたいです。

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星屑スキャットは今年知って、公開されていた「コスメティック・サイレン」の LIVE  動画を見て、その悠然たる歌いっぷりに一度で好きになった……というか、一時期はこの曲を聴かないと何もできない体にさえなりました。

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この堂々たる歌いっぷり、優雅さ。みんなにも一人一人にも向かっていく歌いっぷりに、自分がアイドル歌謡に期待していることの全部がここにあるなあと思いました。

PUFFYPUFFY で、のんはのんで、星屑スキャットは他ならぬ星屑スキャットなのですが、私にとってはアイドルです。2018 年、私のそばでアイドルとして現象しています。外に連れ出してくれるし、同時に、一人でいることを支えてくれるから。

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