プール雨

幽霊について

3月12日の全どたばた

桃(仕事のブツ)が明後日まで流れてこないことが判明しました。先方で大幅なスケジュール見直しに入るとかで、突然お休みにになりました。やった〜。なにしようかな。いろいろこちゃこちゃとやんないといけないことあるんだけど、イーサン・ホーク見ちゃおうかな。そんで、午後は梅を見に行っちゃおうかな。

(現在のみなさんの様子)

 

リグレッション
小さな町で起こった悪魔崇拝と悪魔払いの話。
イーサン・ホークイーサン・ホーク役を熱演。

 

と、おもったら別の桃到着。そっかあ、これ私がやることになっていたのか。あぶないところだった。ごちゃごちゃと重なっていたスケジュールが奇跡的にきれいに交通整理されました(川上のひとたちは今しっちゃかめっちゃかなのだと思う。たいへん)。

 

しかし走り出した「リグレッション」は止められない。

悪魔崇拝による暴力の捜査を進めるイーサン。
被害者に「俺を信じてくれ。全部話してくれ」と言う。被害者は勇気をふりしぼって打ち明ける。びびるイーサン。いまさらびびっても遅いのだ。がんばれイーサン。頼りないことこの上ない、いつも通りのイーサンです。

 

 

はばのりごは〜ん。


かつおぶしの間から見えているのがはばのりだよ。軽くあぶってもんだの。

 

リグレッション』("Regression" 2015 アレハンドロ・アメナーバル

  • 児童虐待の疑いで捕まった男が、罪は認めるが記憶がないと答えるところから始まって、担当刑事のブルース(イーサン・ホーク)が追い込まれて容疑者の行動をトレースするような態度を取ってしまい、それを自覚するところから話は急展開。ブルースはしぶとかった。
  • 雨が降っていて、舗道が全然乾かない。屋内は暗く、灯りが隅まで届かない。催眠療法用のメトロノームの音が不快さをあおる。悪魔崇拝の話にふさわしい舞台立てで、観ていてこっちも暗示にかかってしまいそうになるが、頭のすみで「これ、イーサンがこわがってるだけじゃないの?」という気がするところがちゃんと物語上意味がありました。
  • 臆病でかっとしやすく直情的だが最後の最後であきらめない。全然人の話を聞かないというわけではなく、学びたいと願い、ときには正直に「間違っていた」「こわかった」と告白する。頼りにはならないが、全然任せられないわけでもない。そんなイーサン・ホークでした。「ひどい顔をしているぞ、しばらく休め」と言われているときの、ひどい顔がほんとにひどかった。すばらしかった。

 

沈みゆく太陽を見つめるざべす。

自立するざべす。