プール雨

幽霊について

SP と FS

男子シングルの SP では、
a)アクセル系のジャンプ:ダブルまたはトリプルアクセル
b)単独のジャンプ:あらゆるトリプルまたはクワドラプルジャンプ
c)ジャンプコンビネーション:ダブルとトリプル、2つのトリプル、クワドラプルとダブルまたはトリプル
以上、三種類のジャンプを必ず跳ぶルールになっていて、単独のジャンプは必ず三回転以上じゃないといけないのです。三回転以上のジャンプを跳んで初めて採点開始になります。
厳しいですよね。
そんなわけで SP はジャンプでミスが重なると一気に評価が下がって FS に出場できなくなったりするので、はらはらします。

難しい要素はやっぱりそれだけで大きな得点になって評価されてやりがいもあるし、難しい技にチャレンジしようという気持ちが萎えるってことはないようですよ。実際、ルール改正を重ねた結果、男子はクワド時代に、女子はルッツあるいはフィリップからの 3+3 時代へと大きく変わりましたし。
SP は大学入試で言うとセンター試験みたいなところがあって、基本的な技術をきっちり短時間に組み込めるかを見られるのでそういう感じですけど、FS はそうじゃないので、二次試験で小論文あり、みたいなことなので、SP でちょっと失敗した人たちも爆発してくれると思います(^.^)

 

メモ:SP はミスをせずに要求された技術要素をやりきることが想定されていて、FS は選手ができることを最大限に組んだ演目を演じることが想定されているということなのかな。SP は若手が強く、FS はベテランが強い印象。