ビートニクスファンの方からイベント参加券を譲っていただいて(ありがとうございました!)、6 月 2 日、ビートニクスのトークイベントに行って参りました。
会場はタワーレコード新宿 10 F イベントスペース。タワレコの 10 F にそんなスペースができていたことを今回初めて知りまして、ちょっとびっくりしました。
最上階、天井のたかいスペースにずらっとアナログ盤や、レコードプレーヤーが並んでいて、そこで人々が楽しそうに選んでいるのはなかかな豪華でよかったです。屋上にバーベキューのお店もオープンするようで、夏に向けて準備着々の新宿です。
イベントは大体時間通りに始まり、ビートニクスのお二人はひょこひょこと登場。足の長いスツールにちょこんと収まっていました。以下、トーク内容について記憶だけを頼りにメモします(思い出した順)。
ジャケット
- 鈴木慶一(以下、鈴木):古い映画のようで気に入っている。
- 高橋幸宏(以下、高橋):色指定は結構こだわった。
- 鈴木:ポスターの方はホラーっぽくて、「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」みたいでいいでしょ。
River in the Ocean
- 高橋:全編にわたって入っているひゅ〜んみたいな、即興のシンセはたぶんまりん(砂原良徳)だと思うけどわからない。まりんがあそこまで即興的なことをするのはめずらしい。でも、ごんちゃん(権藤知彦)があそこまで思い切ったことをするとは思えないから、たぶん、消去法でまりん。こないだ会ったんだけど聞くの忘れちゃった。
- 鈴木:聞いてよ。
Common Man
- 鈴木:ポイントは、歌い出しが幸宏ってこと(なぜそうしたかという話にはならなかった)。これ、原曲はキーがすごく高くて、当時坂本龍一くんに「これ、キー高いなあ!」って、自分が歌うわけでもないのに言われた。(司会の方に、こういう風に二人で歌う曲というのはビートニクスならではですよねと言われて)うん! 高橋幸宏って人は倍音が多い声でしょ。それで僕の声ってのは、イコライジングしないとすごく甘い声になる。これを、この倍音の多い幸宏の声に重ねると、第三者の声が登場する。ビートニクスの声になる。
- 鈴木:幸宏は、今はそうでもないけど、昔はのたうち唱法なんて言われて、ある音に達するまでのたうちまわるような歌い方をしていて、その歌い方に合わせてハモれるのは僕だけなの。できたからと言って、何のあれもないんだけど、できる。幸宏ののたうち唱法は「デイ・トリッパー」からだね。あれを最初聞いたとき、「えっ、これ誰が歌ってるの?」って思った。
シェー・シェー・シェー・DA・DA・DA・Yeah・Yeah・Yeah・Ya・Ya・Ya
- 高橋:振り付け? おぼえてない。やれっていわれればやるけど〜。
ビートニクスのこれから
- 鈴木:リリースの間隔は短くなるんじゃないかな。だって、
- 高橋:死んじゃうから
という、いつも通りの締めで終わりました。
大スターが目の前いちメートルくらいのところでちょこんとスツールに座って窓の外をじっと見たり、スタッフの方々と目配せしたりしているのを見るのはふしぎな気持ちがしました。ライブのときと違って単純に「目が合った!」とか喜べる感じでもない、向こうからも実際見えている感じがわかるのが不思議〜。
楽しい時間でした!