海も行ったしフェスも行った。弁当も休んだ。晩ごはんは基本的に麵だった。
そんな夏もおわりました。そして弁当生活に復帰しました。
十数年、お弁当ライフを続けているのに、一夏休んだだけで今ひとつ作り方がわからなくなり、最初の数日は「あれ、こういう感じだっけ?」とぼんやりしていました。
作り置きで用意していたのは、かぼちゃの煮物、ピーマンの肉詰め、きのこと蓮根の炒め物、クレソンをゆでたのなどでした。
この日は私が昼間、名画座二本立てにでかけたので、夫だけお弁当。塩豚を仕込んであったので、切って焼いてごはんに乗せた。ごはんと肉の間には紫蘇とタマネギ。
そして私に突然ののり弁ブーム到来。のり弁を作りたい欲が高まったものの、よく考えたらそもそものり弁をあまり食べたことがなく、想像でつくっています。初日はごはんが二段で、真ん中に豚肉とタマネギの生姜焼きを敷き詰めました。食べた感想は「想像通りの味だが、これでよいのだろうか」です。なにせゴールがわからないので。
二日目は、鶏の味噌漬けをのせました。これはヨーグルトと味噌でもみもみした鶏をしばし放置しといて、焼いたもの。かんたんでおいしい。ごはんは一段で、上にタマネギ・紫蘇・かつおぶしにめんつゆをちょろっと混ぜたのをかけて、その上に海苔を敷きました。おいしかった気がします。海苔とごはんの間にある何かが肝要だということにこの日気づきました。茗荷はお花をイメージしています。
のり弁への挑戦はまだまだ続きます。現時点では、お弁当のふたをぱかっとあけたとき、そこに海苔がちらっと見えていた方がのり弁らしい感じになることがわかったのですが、雨夫さんのお弁当箱は表面積が小さいのでそれをするのはちょっと難しいのかなあ、難しくないのかなあ、という気持ちです。