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歩き回りたい

東京新聞様より、『大東京のらりくらりバス遊覧』のご恵贈にあずかりました!

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よみふけるくまちゃん。名前はざべす。

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「あーっ、おでかけしたい!」という気持ちで読者プレゼントに応募したら、その気持ちが通じてしまったのでしょうか。プレゼント、とてもうれしいです。
『大東京のらりくらりバス遊覧』は、泉麻人さんがバスで東京中をお散歩する楽しい本です。

私は普段、電車と徒歩で移動しますので、ある駅に出向いたらその駅を起点としてぐるぐるお散歩するのが基本になります。

これにバスを組み合わせたらもっと思いがけない場所に行けるかもしれません。読みながら「そっか、あそこから牧場に行けるんだ」とか「鍾乳洞に行くのもいいなあ」と想像が広がりました。

折に触れて読んでいこうと思います。

今回は『東京新聞』様からのプレゼントを記念して、東京案内もので好きなものを何冊かご紹介します。

 

🌷🌷

浦島茂世さんによる美術館ガイド、何冊かのうちの一冊です。「ちいさな」といっても、三菱一号館美術館出光美術館などの情報も収められていますので、これ一冊でカバーできる範囲はかなり広いです。

漫然と「ふ〜ん、こんなところあるんだ〜」と眺めてよし、「今度駒込方面行くから何かないかな」などと眺めてもよしの、頼りになる本です。

今回、covid-19 による蟄居ライフ展開中に眺めてみまして、「ほとぼりがさめたらぜひとも行かねばならん」と決意を新たにした美術館が何カ所かあります。中村彝アトリエ記念館佐伯祐三アトリエ記念館ちいさな硝子の本の博物館など。近場だと「いつでも行ける」という気がして後回しになっていたのですが、「いつでも行ける」なんてことはないということが身にしみてわかりましたので、ぐいぐい参りたいものです。

美術館関係では太田垣晴子さんの『ぶらぶらミュージアム』も楽しいです。武蔵野プレイスの詳細なルポなんてのもあって、近隣住民にとっては単に「図書館」という認識ですが、彼女のルポを読むと「そうか、あそこでまる一日遊べるんだなあ」という気がしました。印刷博物館も今度という今度こそ覚悟を決めて行こう。

 

🍀ツ・ 🍀

いとう せいこうさん、柳生真吾さんによる、道草ガイドです。江戸は演芸がさかんな土地だったとかで、今でも東京にはその名残があるそうです。道端に植わっている植物を演芸家柳生真吾さんと、ベランダーいとうせいこうさんが「あっ、かわいい」「うわ、なにこれ」と楽しみながら歩いて行く様子が読めます。なかには管理者不明のゲリラ植栽などもあり、東京の街、なかなかだなあという気がしてきます。駒込は古河邸などがあってたまにお散歩に行くのですが、今度は彼らがたどったルートを行くのも楽しそうです。今興味があるのは六本木。シネマート六本木が閉館になって以来、あまり足が向いていません。六本木ヒルズは一回中に入ると出るのが大変で、それを「不快」としか思っていませんでした。でも緑に注目してぐるぐる回っていくと楽しそうです。外濠公園もいいなあ。

 

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お散歩界のアイドル、甲斐みのりさんによる、気の合う相手と待ち合わせしてみたい場所リストです。

友人たちとつれだって新宿や渋谷に映画を見に行っては、その後一杯やるお店が容易にみつからないということがままあります。まま、ありました。こういう本があって、こういう本を読んでいるのだから、私が率先しておつれすべきでした。でも、本に載っているお店って、「本で見られるからいいや」って感じになってしまって、つい行きそびれるというか、実際に街を歩いているときにうっかりすべて忘れてしまうというか、本で展開している空間とうまく現実が重ならないというか。

とにかく、ほとぼりがさめたら今度という今度こそ、我々は例のあそこに行きましょう!

と今般決心。

 

以上です。

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今日はどれを読もうかなと思うざべす。