そろそろ梅シロップでも仕込んで、ぐびぐび飲んで「ああ、やっとさっぱりした」とか思う季節です。
これは、公園の梅の木。この梅の実は最終的にどうなってしまうのでしょうか。
今年は、いつもなら近隣に住む私たちが大の字になって昼寝したり、ピクニックシートを敷いて昼間からビールを飲んだりしている広場にあんまり人が立ち入らないので、植物に勢いがあります。
そして、畑のすみにお人形さんを置いて遊んでいる方がいらっしゃるのですが、そこも今年ならではの展開を見せています。
天国の河合隼雄先生、お元気ですか。下界ではみんな生き惑っています。
ところでみなさんはびわ、食べますか? 私はずっと食べていません。気づくとシーズンが終わっているびわよ。道端に、公道に植わっているびわ。これは熟したらどうするのだろう。道端にはグミなども植わっているのですが、食べてもいいのだろうか。
そして実だと「とってもいいのだろうか」とか思うけど、花だとまさかそんなことを考えもしないのが不思議です。だって、みんなの花だから……でもそしたら実だって、みんなの実なのだから取ったらいけないのは明白なのに、頭のすみで「もったいない」とか思う不思議。
だれかが落としたぐんまちゃんを、別のだれかが見つかりやすいように木にぶらさがていました。これは落とし主が見つける可能性、高いのではないでしょうか。
こちらはメガネの落とし物を、やはり誰かが見つけやすいようにしといてくれました。これもよほどのことがないかぎり見つけられるのではないかと思います。
お昼は公園でパンを食べました。この落書きを見ながら。「バカ」とか「ブッコロス」とかではなく、「あんなヤツ」で止まっているところになんともいえない情趣を感じます。「あんなヤツ……」と書いたところで固まってしまったこの人、その後どうしたんでしょうか。
そして、公園のベンチのすみっこにこんなことを書かざるをえなかったこの人が心配です。
おしまい