プール雨

幽霊について

三菱一号館美術館十周年

 久しぶりに美術館に行ってきました!

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ばばーん

 いつからそういうことになったのか把握していないのですが、三菱一号館美術館って、東京駅から一度も陸上に出ずに、地下から直接行けるのですね。とってもべんり。

 地上はあつすぎだもの。

 今やっているのはナビ派が描いた「こども」を集めた展覧会です。covid-19 の問題が起きる前に前売りを買ってあって、「これはもういけないかなあ」と悲しんでいたら会期が延長になったので、こうして来ることができました。

bijutsutecho.com

 三菱一号館美術館はまず建物自体が楽しみです。

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おひさしぶり!

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相変わらずきれいよ!

  以前ここで『ナビ派展』も見ました。

poolame.hatenablog.com

 今回はそのナビ派の作品群のなかでも「こども」がモチーフのものを選んだ展覧会で、 不気味でよかったです!

 ナビ派の絵は全体に、遠目から見るとかわいらしく、ときにまぶしいほどなのに、近づいて見るとちょっとこわいのです。モチーフが子どもとなればなおさらで、「ちょっとこわい」「こわい」「まじこわい」の三パターンしか感想が出てきませんでした。

 夏向きです。

 特にあいつらの描く赤ん坊の不気味さと来たら……。

 ヴァロットンの版画が一部、撮影可になっていました。

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遠くから見るとかわいげなヴァロットンの描くお子様たち

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近づくと不安な気持ちになります

 ヴァロットン『可愛い天使たち』が撮影パネルになっていました。奥のおまわりさん達と、手前のお子様達の間に入れるのですが、薄気味悪いこの絵に入ってどんな顔をしたらいいのでしょうか。

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絵のなかに入れます

はあ、不気味だった。ばいばい。

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屋根の小屋組が復元されていますがガラス越しなのでよく見えませんでした

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では、帰ります

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あそこから庭に出てみたいと思いつつ、正攻法で外に出ます

 ここが美術館としてオープンしたばかりのときには、「なんだかぺかぺかしているな」と思ったのですが、時が経って落ち着いてきて、すてきになりました。

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十年経って、ちょっと風格が出てきました

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だんだん、きれいになってきました

 十周年おめでとうございます。さらに十年後、二十年後が楽しみな三菱一号館美術館です。

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絵はがきは塗り絵つき