久しぶりに美術館に行ってきました!
いつからそういうことになったのか把握していないのですが、三菱一号館美術館って、東京駅から一度も陸上に出ずに、地下から直接行けるのですね。とってもべんり。
地上はあつすぎだもの。
今やっているのはナビ派が描いた「こども」を集めた展覧会です。covid-19 の問題が起きる前に前売りを買ってあって、「これはもういけないかなあ」と悲しんでいたら会期が延長になったので、こうして来ることができました。
三菱一号館美術館はまず建物自体が楽しみです。
以前ここで『ナビ派展』も見ました。
今回はそのナビ派の作品群のなかでも「こども」がモチーフのものを選んだ展覧会で、 不気味でよかったです!
ナビ派の絵は全体に、遠目から見るとかわいらしく、ときにまぶしいほどなのに、近づいて見るとちょっとこわいのです。モチーフが子どもとなればなおさらで、「ちょっとこわい」「こわい」「まじこわい」の三パターンしか感想が出てきませんでした。
夏向きです。
特にあいつらの描く赤ん坊の不気味さと来たら……。
ヴァロットンの版画が一部、撮影可になっていました。
ヴァロットン『可愛い天使たち』が撮影パネルになっていました。奥のおまわりさん達と、手前のお子様達の間に入れるのですが、薄気味悪いこの絵に入ってどんな顔をしたらいいのでしょうか。
はあ、不気味だった。ばいばい。
ここが美術館としてオープンしたばかりのときには、「なんだかぺかぺかしているな」と思ったのですが、時が経って落ち着いてきて、すてきになりました。
十周年おめでとうございます。さらに十年後、二十年後が楽しみな三菱一号館美術館です。