今年は神保町の古書祭りがないかわりに、出版社のガレージなどを利用したフリーマーケットがおこなわれました。
白水社、すてきな出版社です。
私の honto.jp のほしい本リストには白水社さんのものがずらり。ですから、バーゲンになっていなくても、常にほしいのです。
そんな白水社さんが「フリーマーケットします」とおっしゃるので、いそいそとでかけてきました。
まずは、用もないのに御茶ノ水駅からスタートします。
この段差が解消される方向でおそらく、多分、未来へ向かっているのだと思われます。あと、乗降客が多いわりにホームが狭くてびびります。
私にもうすこしのこらえ性があったなら、三線同時入構をカメラに収められたと思います。私の横にいた女性は、私より前からそこにいて、私が立ち去るときもまだ静かにカメラを構えていました。すてきです。
たくさん不便さも抱えていますが、ドラマチックでおもしろい駅です。
この駅から、東京復活大聖堂、通称ニコライ堂が見えます。
現在は感染症の問題により、拝観できません。が、平常時はできるので、この COVID-19 が何らかのかたちでコントロールできるようになったら、またあらためて伺いたいです。
この後は途中で古書会館に吸い取られたりしつつも、基本的にはまっすぐ白水社さんに向かい、
そこここで体温を測られたり、手を除菌したりしつつ、思うさま本を……買いませんでした!
私、48 歳。
最近気づいたのですが、私はどうも月に 5、6 冊までしか本を読めないのですね。5 冊しか読まないってことはないのですが、週に 2 冊読み終えているかというと、そうでもない。
ぼんやりしているからかな。本を開いてぼ〜〜〜っとしているときもある。
それはともかく、今更本を読む速度が爆発的に上がるとは考えられないので、フリーマーケットだからと言って、ほしい本を全部買うのはよそう、今日の散歩で買っていいのは最大 5 冊まで! と決めて臨みました。そして手に入れたのはこちらです。
一冊は、カトマンズの谷の写真集。古書会館で買いました。白水社さんでは、語学書のカタログと付箋をプレゼントされました。嘘のような話ですが、ちっさい付箋がなくて(いっぱい書ける大きい付箋はある)、「ああ、ちっさい付箋って、あってもそんなに使わないけど、なきゃないで不便だなあ」と思っていたところだったので、たいへんにうれしいです。
内山書店さんで買った二冊はふつうの、新刊なのですが、表にワゴンが出ていて、古書とアジア雑貨が販売されています。これがかわいくて。かわいい布バッグなんかもあったのですが、私は布バッグを売るほど持っているので、自慢の理性で物欲をねじふせました。
こうした、「ザ・買い物」というお散歩は久しぶりだったので、一日新鮮でおもしろかったです。
ふう。帰ってきました。
おわり