苦労かけたわ。
ほんと、悪かったと思っているのよ。
2021 年の夏よ。ひたすら苦しくて、矛盾と欺瞞と冷たさに満ちていた夏よ。2021 年の夏には何の罪もないのに 2020！ 2020！ と軽薄に連呼する営みのせいで苦労かけたわ。
でも私はぎりぎり、「避 2020」に成功。2021 年を生きていましたよ。市民の 60 ％くらいは結局 2020 化してしまい、2021 を捨てたようですが、来年になって気づいても遅いのにナって思ってました。2021 年は一度だけ。なのにまるで 2020 年かのようにふるまうなんて。この後つじつまが合わなくなっても知らないんだから！
ほらほらこれが 2021 年の道よ。
2021 年の東京は湿度がなかなかでした。朝「うっ……！！！」となって目がさめるとすでに湿度は 80 ％。朝っぱらから息がつまるような湿度でひいひいふうふうと暮らし、夕方になると少しは息をつけるかと思いきや、外からはますますむわっとした空気が入ってきて、夜中でも湿度 80 ％。ふう。
2021 年の夏の世界を生きたみなさま、おつかれさまでした。
ハードな夏でしたね。
ついでのようで恐縮ですが、みなさんは音楽、この夏はどんなのをお聞きになられまして？ 私は LUWTEN という人の作る曲や歌が好きで、よく聞いていました。
2017 年くらいから時々思い出したようにチェックしていて、「特別に好きな曲が出たら買おう」という構えでいました。そして今年ついに、この "Sleeveless" を聞いて好きになり、CD を買いました。
ほかに 4AD というレーベルの40周年記念で出たコンピレーションも気に入って聞いています。
私はわりと、漫然とした構えで音楽聞くのが好きなので、レーベルで出すコンピレーションというものもたまに買います。レーベルメイトとはいえ多岐にわたるので、何年聞き続けても覚えられず、したがって飽きないのが魅力です。
夏になった頃、それまで使っていた CD プレーヤーに限界を感じて買い換えました。そしたら、はっきりと音がよくなり、音楽を聴くのがまた楽しくなりました。
前のプレーヤーは一回修理に出したものの、明らかに「この CD、こういう音ではないんだろうな」という、頼りない感じになってしまったのです。十数年使って、最後の方の数年は壊れていました。特にギターロックが雑音のように再生されてしまうのが辛かったです。そうなってくると PC で聞いた方がまだましになり、PC で聞いているとこちらの構えは更に雑になり、結果的に、本人比であまり音楽を聴かない数年を送ってしまいました。
すごく音にこだわりがある方でもないとはいえ、やっぱりほどほどの環境は維持した方がいいと思う一件でした。
9 月は Perfume の新曲があるので、時間帯を選んでまあまあの音量で楽しみたいと思います。それに、イ・ランの新譜もCDで出る予定があるとかでそちらも待っています。
♪ おしまい ♬
