2022 年が明けましたね。ピース、ピース。
2021 年は 76 冊の本を読んだようです。以下、読んだ順リストです。
- ハン・ガン『ギリシャ語の時間』齋藤真理子訳
- 深町秋生『オーバーキル』
- 王谷晶『完璧じゃない、あたしたち』
- 丸山正樹『刑事何森 孤高の相貌』
- 丸山正樹『慟哭は聴こえない デフ・ヴォイス』
- 丸山正樹『ワンダフル・ライフ』
- 雨宮運河編『家が呼ぶ 物件ホラー傑作選』
- ケイト・アトキンソン『世界が終わるわけではなく』青木純子訳
- 伊坂淳一『ここからはじまる日本語学』
- ラーラ・プレスコット『あの本は読まれているか』吉澤康子訳
- ジョディ・テイラー『歴史は不運の繰り返し』田辺千幸訳
- 小泉喜美子『ミステリー作家は二度死ぬ』
- アガサ・クリスティー『フランクフルトへの乗客』永井淳訳
- 柳広司『贋作『坊っちゃん』殺人事件』
- カレー沢薫『ひきこもりグルメ紀行』
- オルガ・トカルチュク『逃亡派』
- 『現代語訳 枕草子』稲賀敬二訳
- ウンベルト・エーコ『完全言語の探究』上村忠男・廣石正和訳
- 尾形英夫『『アニメージュ』血風録 あの旗を撃て!』
- ジョン・ル・カレ『地下道の鳩:ジョン・ル・カレ回想録』加賀山卓朗訳
- カズオ・イシグロ『クララとお日さま』土屋雅雄訳
- アガサ・クリスティー『杉の柩』恩地三保子訳
- 春日武彦『顔面考』
- 大塚英志『文学国語入門』
- 大塚英志『暮しのファシズム』
- 阿部謹也『ヨーロッパ中世の宇宙観』
- 阿部謹也『「教養」とは何か』
- 阿部謹也『中世の星の下で』
- アガサ・クリスティー『愛国殺人』
- 松本清張『傑作短編集(五)張込み』
- 綿矢りさ『意識のリボン』
- 長山靖生『偽史冒険世界』
- 松田青子『持続可能な魂の利用』
- ケイン樹里安・上原健太郎 編著『ふれる社会学』
- 東山彰良『どの口が愛を語るんだ』
- 三森ゆりか『外国語を身につけるための日本語レッスン』
- 関根慶子『新版 更級日記 全訳注』
- アガサ・クリスティー『白昼の悪魔』
- 松田青子『おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are』
- トーベ・ヤンソン『聴く女』冨原眞弓訳
- 王谷晶『探偵小説には向かない探偵』
- 高田理惠子『文学部をめぐる病い 教養主義・ナチス・旧制高校』
- アガサ・クリスティー『五匹の子豚』山本やよい訳
- 齋藤美奈子『挑発する少女小説』
- ダグラス・アダムス『銀河ヒッチハイク・ガイド』安原和見訳
- 北田暁大・解体研編著『社会にとって趣味とは何か』
- ヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』片山亜紀訳
- 菊池夏野『日本のポストフェミニズム 「女子力」とネオリベラリズム』
- 小泉喜美子『ミステリー作家の休日』
- 春日武彦、穂村弘、ニコ・ニコルソン『ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないと』
- 菱田信彦『快読『赤毛のアン』』
- 小平麻衣子『夢みる教養 文系女性のための知的生き方史』
- 若竹七海『パラダイス・ガーデンの喪失』
- ウィリアム・ボイル『わたしたちに手を出すな』鈴木美朋訳
- 米倉率『「八月ジャーナリズム」と戦後日本 戦争の記憶はどう作られてきたのか』
- 丸山正樹『わたしのいないテーブルで デフ・ヴォイス』
- 廣野由美子『批評理論入門 『フランケンシュタイン』解剖講義』
- メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』
- 平野啓一郎『ある男』
- C.キャットフォード『実践音声学入門』竹林滋、設楽優子、内田洋子訳
- シオドラ・ゴス『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち』鈴木潤・他訳
- 『ホーソーン ラパチーニの娘 小論ホーソーンとふたりの女性』矢作三蔵訳著
- 北村紗衣『批評の教室 チョウのように読み、ハチのように書く』
- 大名力『英語の文字・綴り・発音のしくみ』
- マーガレット・アドウッド原作、ルネー・ノールト『侍女の物語 グラフィックノベル版』齋藤英治訳
- 岡本隆司『シリーズ中国の歴史⑤ 「中国」の形成 現代への展望』
- 早見和馬『店長がバカすぎて』
- 宮田珠己『なみのひとなみのいとなみ』
- 尾脇秀和『氏名の誕生 江戸時代の名前はなぜ消えたのか』
- 春日武彦『奇想版 精神医学事典』
- アンソニー・ホロヴィッツ『ヨルガオ殺人事件』山田蘭訳
- アガサ・クリスティ『パーカー・パインの事件簿』山田順子訳
- 津村記久子『つまらない住宅地のすべての家』
- 田中ひかる編『アナキズムを読む 〈自由〉を生きるためのブックガイド』
- 種村季弘『ハレスはまた来る 偽書作家列伝』
- 逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』
自分で眺めて、「へえ、これ読んだんだ。なんで?」と思うものから、「いますぐまた読みたい」または「ほとぼりがさめたころまた読みたい」と思うものまで色々です。もうちょっとちゃんとした感想文を書いておきたかったなと思うものもあります。とにかく、おもしろい本がこの世にはいっぱいあるなあという感じです。
一方、映画館で見た映画は 9 本だけで、映画的にはさみしい一年でした。
見たい映画をためらいなく見に行けるようになるのはいつごろでしょうか。このパンデミックが過ぎ去ったら、「COVID-19 で見逃した映画特集」的な上映を望みます。だって、あれもこれも見逃してしまった。
順位をつけるのはナンセンスですが、私なりに印象が強かった順に並べて、あらためて振り返ってみます。
- 『CASH TRUCK』……単独の映画としてきちっと初めと終わりがあって楽しかったです。華やかさとストイックさのバランスがすてきでした。
- 『KCIA 南山の部長たち』……クラシックな舞台を見ているようでもあり、やはり今の映画だとしかいいようがないところもあり、充実していました。
- 『マトリックス レザレクションズ』……ネオの頼りなさが終始一貫していておもしろかった。やっぱりラブコメは楽しい。
- 『エターナルズ』……秩序の維持や全体の繁栄のために痛みを訴える個体を助けるという話で痛快だったし、あたたかった。
- ハウス・イン・ザ・フィールズ……主人公の息づかいがすぐそばで聞こえるような映画でした。
- テスラ エジソンが恐れた天才……へんてこでおもしろかった。
- 007 ノー・タイム・トゥ・ダイ……新しいジェームズ・ボンドの存在感と物語の乖離がすごかったけど、それでもボンドが生きていたという感じがするのがすごいとと思いました。
- 唐人街探偵 NY MISSION……次回予告がおもしろかった。
- シン・エヴァンゲリオン劇場版……一部の登場人物に対してあまりに酷薄に思えて悲しかったです。
健康と元気のために、映画館詣でをたくさんしたいと思います。
📚 おしまい 🎦