昨日はぽってりとした夕陽が落ちていくところを見ました。
夕陽が落ちると間もなく、月が見えました。
そして寝て起きると日曜日が来ていたのです。
みなさん、お元気でしたか?
ざべすと日曜日は元気です。
ある朝、外に出てみると、ざべすが寝ているうちに雨が降ったようで、世の中がしっとりしていました。
それで、鳥さんがいっぱいいて、ざべすの胸のまえをひゅんっと飛んでいったり、とことこと歩いていったりしました。
そして、河津桜がじんわり咲き始めていることに気付きました。
でも、梅さんもまだまだ咲いています。
そんなざべす辺境伯領ですが、こびっと19さんがやってきてたいへんでした。
COVID-19 に雨夫が感染したのです。雨夫は勉強部屋におふとんを持ち込んで、ドアをぴっちり閉めてこびっとさんがおうちに帰るのをじっと待っていました。
その間、ざべすたちは雨夫に会わせてもらえませんでした。面会謝絶です。食べ物やシーツ、新聞などはドアごしにやりとりしました。
雨子は、ざべすたちに会えない雨夫がかわいそうだと言って、いつも以上にざべすたちの写真を撮って、ネットにあげていました。
さいわい、ざべす辺境伯領には注射の上手なお医者さんがいて、そのひとを頼ればいいということが明らかなので、ただただ、私たちは雨夫の療養につとめました。でもこれが、どこにどうすればいいかわからないとか、連絡するもつながらないとか、すごく具合が悪いのにただただ待っていなければならないとかだったら、とってもとっても辛かったと思います。
病気はそれだけで大変なので、病気のときはなにも心配せずにすむようにしなくちゃいけません。
今、雨夫は大分恢復し、おふとんもいつもの寝室に帰ってきて、ごはんもいっしょに食べています。
雨夫は「つらかった」と言っています。喉が割かれるように痛く、はちみつなどとても喉を通らなかったそうです。また、平素雨夫は風邪をひいても、治ったら次の日から自転車を飛ばして遠くのケーキ屋さんに行くような人なのですが、今回の病み上がりはすっきりさっぱりとは行かず、なんとなくまだ病気っぽい感じです。
こびっと19さんは風邪とは全然別ものなので、みなさん、できたらかからずに健康でいてください。もしかかってしまったら、頼れるかぎりのところを頼って、体を大事にして何にも考えず休めるようにしてください。そして治った後もつらいようなので、「つらい」って言って下さい。
ざべすからのお願いでした。
ではまた来週、お目にかかりますわ。
みなさん、お元気で。
💉 おしまい 🏥