みずからのあるじであるみなさま、おはよう、ざべすよ!
くさっても鯛、雨でも日曜日です!
日曜日は念入りにお散歩するのがおすすめです。
こないだざべすは、不思議な街に行きました。
小書きの「ヶ」を雨子は嫌いだと言います。
「この世からなくしたい」
とまで言います。
でも、こないだざべすたちが訪問した「かすみがせき」は「霞ヶ関」だったのです。「霞ケ関」でも「霞が関」でもなく。ですから、ここでも「霞ヶ関」と書きます。
それは埼玉県の霞ヶ関です。
ざべすたちはちょっとした気まぐれで、東武東上線霞ヶ関駅に降り立ちました。川越の辺りです。
ところで最近びっくりしたのですが、川越の名がつく駅は「川越駅」「川越市駅」「本川越駅」と、たくさんあるんですね。もしかしたらもっとたくさんあるかもしれません。今度地図帳で探してみたいと思います。
それはさておき、霞ヶ関です。東京国際大学があるので、学生さんのためでしょうか、ごはん屋さんがいっぱいあります。特に、カレー屋さんが多いと思いました。
この写真を撮った時点で、朝午前 10 時くらいだったのでしょうか。どのお店も開いておらず、ちょっぴり残念でした。「エトワール」という名のレストランに入ってみたかったです。
お目当ては角栄商店街です。
すっごく長い、長屋になっていて、おもしろいつくりの商店街です。
古い商店街なので、さびれてる……という感じがあまりせず、結構いろんなお店があって、おもしろかったです。
ここは一階が雑貨店、二階が書店です。書店に行くためには必ず雑貨店のなかをつっきっていく必要があります。ここの二階で、雨子が『プロ司書の検索術』という本を買いました。
おとなしそうな店主の方に「これください」と渡すと、「あっ……」と声をあげるのでなにかと思ったら、「この本、一冊しか入ってこなくて……」とまるで売るのが惜しそうな様子で、色々大丈夫かと心配になりましたが、雨子はいい本が買えて満足だと言っています。
すごーく新しいビジネスを何が何でも頑張るぞう! という感じではなく、昔からあって今でも成り立っている商店街の中で新芽がぽこぽこ出ているという風情で不思議な街でした。
くらしやすそうです。
ばいばい、また来るからねと思いつつお隣の川越でまたもや一杯飲みました。
「小江戸蔵里」というお土産を売っているところで、まずは軽く一杯。
右のはスパークリング日本酒で、ここでしか飲めないそうです。甘酸っぱくておいしいので、暑い日などにはうってつけです。
同じ施設に「ききざけ処」というお部屋があるので、そっちにも行きました。
ちょっとずつ何種類もお酒を飲むことができる、すぐれた施設です。
おつまみもあります。
雨夫は「眠れなくなるのなら、徳とは言えないのでは」と言っていました。
そして同じ施設のお食事処でおうどんもいただきました。
武蔵野周辺のうどんは大体ハードタイプで、もっちもっちでもっきゅもっきゅで、おなかいっぱいになります。これに比べると讃岐うどんはやわらかいなあと思います。ちゅるるるんっと吞んでしまうのであっという間に食べてしまいます。ざべすは腰が強い方が好きです。雨子は「結論が出ていない」そうです。もっきゅもっきゅも、ちゅるちゅるも、ふわふわも、うどんならなんでも好きですわ、と申しております。
というわけで、なんだか雨がちですけれど、ざべすたちはあちこち冒険に出かけて元気に過ごしています。
みなさんもなるべきく元気にお過ごしください。
また来週、お目にかかります。
🚋 おしまい 🚃