みずからのあるじであるみなさま、おはよう、ざべすよ!
日曜日が今週も到来です。
すっごく暑くて、ひいひいのふうふうですけど、日曜日さんといっしょに遊びたいです。
こないだざべすたちは、めずらしいところに遊びに行きました。
その駅はざべすたちがちょくちょく遊びに行く所沢や飯能の近くにあります。今般、ちょっとした興味がわいて、ざべすたちはこの駅で降りてみることにしました。
この街には、旧石川久美組製糸西洋館というすてきな洋館があると聞きまして。1921 年頃に製糸会社が建てた迎賓館だそうです。
裏手から入ってしまいました。
ぐるりと玄関にまわります。
今は感染症の問題があるので不定期なのですが、ここでコーヒーをいただけるシステムだそうです。
ミュージックビデオや映画などの撮影にも使われるそうです。
二階には大広間と和室があるのですが、その手前の空間が広々としていてとてもぜいたくです。
会社自体は関東大震災以降経営難におちいり、そこから復活できなかったもようです。それでもこの建物は残り、一時は進駐軍に接収されたりしつつも、往時を偲ぶよすがとなっています。
この会社が従業員のために農作物を育てていた広い土地があって、そこがのちに米軍居住地として利用され、さらにその跡を現在の所有者が住んだり商売したりできるように整備したというので、そっちにも行ってみました。
低層の建物がずらっと並んでいると風通しがよくてすてきです。
ここでふつうに暮らしている人たちも、お店を開いている人たちもいて、病院や美容院もあるし、ドキュメンタリー映画を撮ったらいいんじゃないかというくらいです。近所だったら確実に毎日お散歩に来ています。
とても暑い日だったので、ざべすたちは一回りしたのち、とりもあえずビールを飲むことにしました。
うんと暑かったので、みんな、無言でぐびぐび吞みました。通りかかった人たちが「なんか吞んでる〜」とざべすたちのことを言いました。そうなのです、ざべすたちはなんか、ぐびぐび吞んだのです。しかるのち、
雨子が大好きな沖縄のおそばです!
雨子のは、冷たいお蕎麦で島豆腐ともずく、オクラがのっかっていて、そこにシークワーサーの果汁をかけるのでした。「あまずっぱくておいしい。あまずっぱくてつめたくて、つるつるしていておいしい」と雨子は繰り返し言いました。
ざべすはお肉がのったのを食べました。汗が噴き出しましたが、おいしかったです。
この後、古書や雑貨を見てまわって、台湾のものがいただけるというカフェにも行きました。
短い滞在でしたが、こんなところに暮らしていたらどんな気持ちかなあ、と思いました。
ここは米軍が撤収したあと、一度荒廃してスラム化してしまったそうです。それを、所有していた磯野さんが、いい住宅にしたい、いい街にしたいと七年かけて整備したのだそうです。
なんとすばらしいことでしょう。
りっぱだなあと感じ入りました。
そしておうちに帰りました。
🏡 おしまい 🏠