春の大型連休も本日が最終日。
だからといって悲しくなってちゃいけないわ。
だって今日は日曜日なのだもの。みずからのあるじであるみなさま、日曜日をよろしくお願いいたします。
ざべす、こないだ東京駅の辺りに行ってきました。雨子は「連休中の東京は空いているはずなのだが」と未確認情報を言いました。根拠を尋ねると、「この辺、今、人いないもん。きっとみんな、お休みだからどこかうんと遠くに出かけている」とあやしいことを言います。「この辺」は「東京」に確かに含まれますが、東京の辺境なので、むしろ、この辺から東京の中心に遊びに行っている人がたくさんいて、都会はこみこみということも考えられるのではないでしょうか。
「そのばあいは、帰ってこよう!」
という合意を形成し、いざ出発です。
まずは、東京駅にある喫茶店で贅沢にモーニングです。
外を行き交うみなさんを眺めながらコーヒーを待ちます。東京駅、まだそんなに混み合っていないみたいです。
店内に流れるのはディスコミュージックで、ざべすはクエンティン・タランティーノさんの映画を見ているような気持ちになりました。
籠盛りのモーニングセットには、「お好みで」とあんこもついていました!
分厚いトーストにたっぷりジャムをぬって、ざべすは幸せを感じました。コーヒーもおかわりがあり、なんとも豪華な時間でした。
おなかいっぱいになって、東京駅の美術館、東京ステーションギャラリーに向かいました。
一大商工業都市であった大阪の近代日本画をたくさん集めて見せてくれるそうなので、行ってみました。
大阪では京都とも江戸とも違う画壇が育っていたそうで、ひとりひとり師匠さんはだれで、どのような人たちといっしょに活動して、どうなふうにご自分の絵を伝えていったか展示されていて、とってもおもしろかったです。なかには若くして単身アメリカに留学して、もどってきてだれだれに絵を教わり……なんていう行動的な方もいて、すごいと思いました。
とくに、女性絵師がたくさん育ち、画塾を開き生徒さんを大勢支える人もいたそうで、今度、大阪で「女性画家たちの大阪」という展覧会もあるそうです。ざべすは生田花朝さんという方の絵がとっても気に入ったので、またいつか、見られたらなあと期待しています。
それから、滋賀県の物産品を集めたお店があったので、行ってみました。
ざべす、琵琶湖のほとりには泊まったことあります!
でも、一泊だけで、すぐ移動してしまったので、次に行けたらもっとゆっくりしたいです。
お店には琵琶湖のお酒が飲めるカウンターがあって、みんなでそこでお酒を飲みながら軽くおつまみつまみました。
あの白いのは「ふなずしのともあえ」というものです。要するにふなずしです。ひとくちで1升飲めそうだと思いました。
「琳派、若冲ときめきの日本美術」というタイトルで、実業家細見古香庵さんのお宅のコレクションが見られます。
とりさんの絵がいっぱいあって、楽しかったです。
若冲さんはとりさんが大好きだったのですね。
若冲さんの描いたとりさんは今にも動きだしそうで、実際、動いているように見え、いのちを感じました。
次は富山の物産品を扱っているお店です。
ざべす、富山にも行ったことあります!
建物や道路がおおきくて、みなさんが旅人に親切で、すてきな街でした。
お酒を飲みながら「また行きたいな」と思いました。
三越デパートには天女がいるので、天女にひと目会おうという算段で、伺いました。
と、この辺りで雨子が「あつい」「だるい」と言い出したので、ざべすたちは城に帰ることにしました。今半のお弁当を買って、夜はみんなでそれを食べました。「おいしいね」「おいしいね」と言い合って食べました。おいしかったです。
気付いたら夏になっており、驚いているざべすです。暑いのは大変です。みなさんどうぞ、暑さに負けないように、涼しくしてお過ごしください。
また来週会いましょう。
🍱 ちぇりおですわ 🎨