プール雨

幽霊について

2024-04-17から1日間の記事一覧

伊勢物語 第二十七〜三十二段

二十七 昔のこと。 男が女のもとに一夜だけ通い、それきり行かなくなってしまった。朝になり、女が、手を洗う所にかけてあった貫簀(ぬきす)をよそへどけてみたら、たらいの水に自身の影が見えたので、女みずから 我ばかり(私ほど 物思ふ人は(思い悩んで…