- 岩井志麻子『現代百物語 不実』
- アガサ・クリスティー『複数の時計』(再)
- 春日武彦『鬱屈精神科医、お祓いを試みる』
- 春日武彦『家屋と妄想の精神病理 あるいは、狂気とアナクロニズム』(再)
- 今本渉編訳『ロバート・エイクマン短編集 奥の部屋』
- 高野秀行『イスラム飲酒紀行』
- 星野博美『今日はヒョウ柄を着る日』
- 前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ』
- 嗣永桃子『嗣永桃子卒業文集』
この世はワンダフルだなという感じのする7月でした。
ところで、これなんですけど、
すんごいおもしろかったです。今、記憶で書いているので多少あれかと思いますが「吾輩は酒飲みである。まだアル中ではない」的な書き出しで始まる愉快なエッセイで勇気りんりんです。休肝日を設けたことがないという著者がイスラム圏に行ってお酒が飲めなくて右往左往するの。すごいよ。夫婦でどっかに行った時、うまいことお酒にありつけたのに何か感動が起こらなくて、あれ〜? なんか変だぞ〜? と考え込んだ末、妻様が「わかった! あたしたち飲み過ぎなのよ!」と気付いた瞬間なんか、このエッセイの中では全然穏当なおはなし。おすすめです!
私は寝ようと思う。