プール雨

幽霊について

『否定と肯定』(Denial, 監督:ミック・ジャクソン)

  • ぱっと始まってとんとんとんとんと進んでぴしっと終わりました。とても見やすかったです。
  • 歴史修正主義者とデボラたちの対立だけでなく、彼女たちの中でも研究者の文体と法律家の文体が違うという問題があって、その緊張感を和らげるのが「地道な作業」であったところが印象的でした。
  • 冬のアウシュビッツで死者の声に耳を傾けるデボラと、事実を踏みしめるリチャードの、違ったように見えた二人の道が交差した瞬間の穏やかさと静かさに驚きました。