- マーク・ウォルバーグに若干の午後ロー感。
- マーク・ウォールバーグ演じるフレッチャー・チェイスがミシェル・ウィリアムズ演じるアビゲイル・ハリスに「またその言葉だ。『ジョーク』。ジョークと言うならそれなりの対応をすることになる」と感情を露わにすると、ゲイルもそれに応えて(多分口癖の)「冗談でしょ」を言わなくなる。そういうところがフィクショナルで、全編そういう手法で貫かれているのがおもしろかった。
- 義父は身代金を払わないと宣言し、涙を見せないことで息子を誘拐された母親らしくないと記者たちから詰め寄られ、刑事からは偏見の目で見られる。そういう中でゲイルは耐え抜いて格闘して行動して事態を打開していくのだけど、ほんの二時間強の間の付き合いにもかかわらず、その行動を「彼女らしいな」と思えた。