プール雨

幽霊について

きれいな風景

 変なビルといえば、コクーンタワー。

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宇宙に飛び立てる可能性

 このコクーンタワーの前に建っている、やはりちょっと変なビル。

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ちょこん

 これが SOMPO 美術館かあ。

 「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」展に行ってきました。

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じゃん!

 大正版画、新版画で活躍した川瀬巴水の回顧展で、彼のデビュー作「塩原おかね路」「塩原畑下り」「塩原しほがま」の塩原三部作からじっくりたっぷり画業を見ていくことができました。

 下絵をしたためた画帖も展示されていて、一部は撮影が許可されていました。

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どれもとてもきれいです

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出版してほしいです

 川瀬巴水の風景画には結構いろんな技法、スタイルがあって、その版画の前を歩いていると視点も視線も美意識すらもふわふわと変わります。路地の奥のぽっかりとした明かりを覗く繊細な絵の直後に広々とした海岸を靄のなかに眺めたり、そんな行ったり来たりをしているうちに、「風景」というひとつの言葉で呼ばれるものにも様々な美しさがあるなあと気づきます。動きもあって、それも多様で。1936 年頃からの不調といわれる時期の作品でも、そうした様々な美しさの一つと思え、「スランプ」や「不調」という言葉は似合わないと感じました。

 でも、本人と彫師さんと摺師さんと版元さんにとっては大変なことだったのでしょうねえ。

 この展覧会は川瀬巴水と版元の渡邊庄三郎との関係に焦点が当たっていて、雨の中スケッチの手を止めない巴水にそっと傘をさしつづける庄三郎がそこにはいました……的な、見てきたような説明も随所で見られ、ほほえんでしまいました。

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名刺など、遺品の展示もありました

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印章、ずらり

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"the Japan Trade monthly" 表紙

 こちらは絶筆となった「平泉金色堂」の下絵。

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出版できないものでしょうか

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 ふう。

 大満足。

 そして、突然のひまわり。

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ばばーん

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だだーん

 話はかわり恐縮ですが、冬至でしたね。日が暮れるのが早いと気が滅入りますが、この後は一日一日、日が長くなっていきます。大雑把にいって、もう春です。いやあ、よかったよかった。

 新春とやらもすぐそこらしいので、かわいい人たちもおめかししました。

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白にピンクがよくお似合い

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ティアラがとてもお似合い

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リボンがシックです

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絵に描いた姫君のよう

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真っ赤なリボンがすてき

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楽しいクリスマスを

🎨 おしまい 🎄