河津桜まつりに行ってきました。
オオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑から生まれた河津桜は 1950 年代に発見、栽培されるようになり、1970 年代から河津川に沿って植樹され、現在は毎年おおぶりで濃い色の花をつけています。
桜祭りに行くと大体、手しぼりのみかんジュースをそこここで頂きつつ、川津来宮神社の大楠を見て、杜氏さんがつくった日本酒を買い、それをもって涅槃堂を訪ね、涅槃堂の上に広がる見晴らし台でお弁当を食べつつ、酒を飲みつつ桜を見、そして川に沿って海の方向へ下りながらまた桜を見、足湯をして、海を見て、帰る、とそういうコースを辿ります。
ちなみに涅槃堂の見晴らし台でいただくお弁当は伊東駅で買える名作「とりめし弁当」であってほしい。
だがしかし、今回久しぶりに行ったらダイヤが変わっており、伊東駅で駅弁を買える時間がありませんでした。悲しいです。私は今後いつ、とりめし弁当をいただけるでしょうか。
それはさておき、川津来宮神社の手前に「かわづカーネーション見本園」があることは、ずっと以前から気付いておりました。
kankou.town.kawazu.shizuoka.jp
「あるなあ」って思ってました。
「あるなあ。でも私、桜を見に来たのだもの」「それに栽培ハウスが並んでいるだけで、外からも見えているのだもの」とかなんとか言って、伺ったことがありませんでした。
今回、「急ぐ旅でもなし」と初めて行ってみました。
行ってよかったです。
見本園手前にある、栽培品種の数々も美しかったのですが、
奥にある、まだ名前のついていないみなさんをたくさん拝見できて大満足です。
この「見晴らし台」は受付で激しく、必ずや見晴らし台から見よと勧められるのです。見たところ平地なのに、どうして見晴らし台が生じるのかな、自然の地形で高くなっているところがあるのかなと不思議に思っていましたら、そこには階段状に積み上げられたビール箱があり、ちょっぴりどきどきしながら登って、なるほど登ってよかったと思いました。
カーネーションというのはずいぶん、いろんな形、色があるものなんですねえ。
満足して表に出ると、若い二人組がこの見本園を指さして、「え〜、このハウス、だって外から見えてるじゃん。お金払ってまで入らないよねえ」と言って通り過ぎました。
ああ、なんておばかさんなのでしょう。
入ったら全然違うのに。
まあ、私も入ったら全然違うという事実に気付くまで何年もかかりました。あの二人も、来年あたり入ってみたら己の間違いに気付くでしょう。そのことが、入ってみるまではわからないのがネックです。
さくら祭りに行かれる方は川津来宮神社手前のカーネーション見本園もおすすめです。
🌸 おわり 🌸