マストドンで「#スピッツの好きな曲10曲あげるとその人の世界観が分かる」というタグが立ったので、自分でもやってみようと選んだら 53 曲になってしまい、投稿することができませんでした。
ひとの選んだ「この 10 曲」を見てると、ほんとにばらばらなのですけど、どれも「わかる」という気がするのが不思議です。「歩き出せ、クローバー」「夏の魔物」「ホタル」「8823」「田舎の生活」「鈴虫を飼う」なんていう文字の並びを読んだだけでひと夏が終わりそうです。
10 曲は選べなかったのですが、なんとか 20 曲までしぼることに昨日成功しましたので、披露いたします。
- 海とピンク
- プール
- ハニーハニー
- あじさい通り
- スピカ
- ハヤテ
- HOLIDAY
- ハネモノ
- 夢追い虫
- テイタム・オニール
- 桃
- オケラ
- つぐみ
- 子グマ!子グマ!
- コメット
- ナサケモノ
- ハチの針
- 花と虫
- 手鞠
- ときめきpart1
スピッツは 2010 年に「君は太陽」という曲で「理想の世界じゃないけど、大丈夫そうなんで」と歌ったあとに東日本大震災があって、「大丈夫そう」とはもう言えない社会を生きることになり、これからどうするのかなと思っていたらじわじわと回復して、最近は、失望や失意のそのあとを歌っていてすごいです。
東日本大震災のあと、たとえばあれで原発政策の反省と後始末に向かわなかったように、さまざまな問題が吹き出したのに、あれから一歩も前進できないままバックラッシュだけが勢いづいて、悲惨な 12 年を送ってしまった、その結果が今なわけで、どんな言葉も追いつかないようなむごさと貧しさと嘘の中を生きながら、そのことに蓋をせず、あんな曲を作り続けているという事実に驚嘆しています。
♪ おわり 🎧