自分は先ほどいもりは嫌いではなくなった。とかげは多少好きだ。やもりは虫の中でも最も嫌いだ。いもりは好きでも嫌いでもない。
志賀直哉「城の崎にて」クライマックス直前より。
このくだりは一体何なのであろう。志賀直哉よ。まじか。
この人は生きていれば必ずや SNS でぶいぶい言わしていたであろう。そう考えると我と我らは白樺派野郎の末裔だろうか。
しかし、経済力がな。
だがまたしかしなのだが、違うのは経済力だけだ。
みなさんは武者小路実篤先生の晩年の作品などはお読みになられましたか? 必ずやご満足いただける驚愕の何かがそこにはございますよ。