2017-12-13 『オリエント急行殺人事件』(ケネス・ブラナー) 映画 ひとりひとりの顔が重いこと、縦の動きがちょこちょこアクセントで入っていることなどが楽しかった。 人々から敬愛されているポアロもなかなか良かった。特に「嘘もつける」ブーク(トム・ベイトマン)のポアロへの視線がどこかピュアでよかった。それが観客と重ならないのも。 語り手の位置に近い登場人物がいないのがおもしろかった。それで痛ましさが増すようにも、減じるようにも感じられる。