プール雨

幽霊について

『邦キチ! 映子さん』

 

合間合間にちまちま読んで三日かかりました。読み甲斐ありました。

邦画マニアの邦吉映子さんが、標準的な映画好きの部長にプレゼンしつづけるお話です。実写版のルパンも出てきたよ。滝沢秀明が「毛の生えた笛を陽気に吹きながら子どもを操って(児童虐待していた)人を殺す」という『こどもつかい』にはびびりました。どういう構えで見たらいいのでしょう。「毛の生えた笛」のビジュアルがどうしても思い浮かびません。ドキュメンタリーの『選挙』なんかも取り上げられているし、原作がある映画に対する構えについても言及(?)されていて、こんなんでいながら意外と読みふけってしまいました。おすすめです! とりあえず実写版『魔女の宅急便』と『虎影』は見なければ。