プール雨

幽霊について

なかなか読み終えられない文庫本

 なかなか読み終えられない文庫本を持って喫茶店へ。

 森鴎外が「いで…(中略)…を覗くに、ハルトマンが靉靆めがねをもてせばや」と暴れ出して、坪内逍遙が理論的前提が違うじゃん……といって幕引きをはかったあたりをぐいぐい読み進めようとしたところ、眼前に男性ひとりで女性ふたりの悩み相談を受けている光景が広がったため、すらすらとは頭に入ってこず。

 喫茶店でコーヒーを飲むと、おいしいのはもちろんのこと、すてきなカップで飲めるのもいい。