プール雨

幽霊について

新聞で『それから』

 主人公の代助に対して、「なにを言っているんだお前は」という感情しか浮かんできません。そんで友人の平岡は勤め先で部下の使い込みの責任とってピンチだし、お兄ちゃんは忙してくあんまり家に帰ってこないほどだし、その間に代助、兄嫁とコンサートにおでかけだの芝居評をかわすだの楽しげなことをやっており、今度の主人公はほんとーに不思議!
 でも明らかに力を込めてつけられたお兄ちゃんの名前と、次男だから「代助」っていう雑な名前をつけられたこの人の来し方とか扱いの差とかはちょっと想像しちゃいます。どこかの時点で時間が止まってしまった人っていうより、ずっと代打要員で来たから動きようないっていう感じなのかなあ。