プール雨

幽霊について

「サッカーと私と小説」

微妙さんさっき、ギネス飲みながらサッカー見てなかった?


津村記久子がサッカーの J2 を舞台にした小説を新聞連載中。あれ、終わったんだっけ? 
とにかく、始まる前から楽しみにしていたのです。何ならこれでサッカー多少わかるようになるかも、くらいの気持ち。
甘かった。
昔、英語の先生が「文章中三割の単語の意味がわからなかったら、もう調べようという気すら起きないでしょ? だから語彙力は読解や文法のレッスンとは別に時間を取って、地道に身につけるのが大事なんです」と言っているのを遠くから聞いて、「ふうん。確かに」と思った……のだが、私はあのころ、実態を少しもわかっていませんでした。出て来る固有名詞がわからないだけであれほど話が見えなくなるとは……手も足も出ないとは正にあのこと。
サッカーわかる人はもう、ちょうおもしろいらしいですよ。