プール雨

幽霊について

悪文が生み出される過程について考えてみたこと

  1. ある件について某がほにゃららと言っていたことについて、どうにも気になるので、ネット上で何か表明したい。
  2. だが、騒ぎになるのはイヤだから「ある件について某がほにゃららと言っていたこと」を具体的には書かず、各項目の抽象度を上げて、すでに問題点を共有している(と思われる)人にだけわかるように表現する。
  3. さらに、抽象度を上げたことによって、関係のない人からつっこみが入るのもイヤなので、これこれこういう話ではないですよ、という断りを入れる。

というような独特な手続きを経て書かれたことにより、不思議なまでにわかりにくくなった文章がネット上では観測できる。紙の上では読んだことがないタイプの新しい悪文。徒花っぽい。何か書いて、編集などを経ないでぱっと世界に向けてリリースするということに私たちが慣れていくにしたがって消えていくものかしらん。