『戦国鍋』の続編『戦国炒飯』がどうも、あんまりうきうきする感じじゃない。
なんでかなって考えてみるに、この「黒い小姓」の決め台詞「♪僕は気が利く〜」が、(たとえば政治家が自分を戦国武将に喩えるようなところに見られる)戦国趣味の「オチ」というか「決め技」というか「ネタバレ」みたいなものになっているのではないか、戦国趣味のいちばんしょうもないところを衝いてしまっているのではないかと。
「ではないか」というほどのことでもないのですが。
あと、全体に前作より登場人物が抜け目なく、「底抜け感」「豪快さ」みたいなものがない。
奥村愛子バージョンは楽しい。うきうきする。