プール雨

幽霊について

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

雨上がり

一カ月闘病すると、さすがにほかに書くことがありません。 でも書きじゃくりたい。 そんな台風前の夕方です。 雨上がり、一瞬 一カ月がっちり加療できたのは、ちょうど仕事の農閑期に当たっていたことや、この時期に帰省したり温泉行ったりする予定でスケジ…

病院の浮気

わたくし、いえを出ると、わりとすぐのところに病院があるんです。 便利でしょう。 その病院は COVID-19 初期にばばーんと発熱外来を始めた、なかなか見識のしっかりしたオープンでクリアーな病院なのです。 おまけに注射がうまい。 「はい腕出して〜」って…

名古屋を駆け抜けたざべす 〜ファイナル〜

日曜日ですわ。 ざべすよ! 〜前回までのあらすじ〜 ざべす辺境伯国一行は、早起きして、モーニング、ケーキ、バナナジュース、ソーダ紅茶など、甘い物ばかり摂取しつつ、名古屋の町を満喫していました。 名古屋散歩、後半はここからスタートです。 名古屋市…

トミーとタペンス『運命の裏木戸』を読みました

風に揺れる百日紅 COVID-19 罹患三週間くらいで、大体元気になってきたんですが、咳が止まらず、まだおでかけするわけにはいきません。この咳が治まったら、いつもの名画座に行って、一本だけ映画を見て、富士そばでコロッケそばを食べるんだという気持ちで…

名古屋を駆け抜けたざべす ⑴

おはよう! ざべすよ! 日曜日到来の宣言をしますわ もし、名古屋の街で一日遊べることになったら、みなさんはどうしますか? 名古屋純喫茶めぐり 復元された名古屋城本丸御殿 洋館めぐり 『虎に翼』ロケ地めぐり きしめん 名古屋では行くところ、見るところ…

ドラマ『ブラウン神父』にお手上げ

BBC 版の『ブラウン神父』は 2013 年から放送される人気シリーズで、現在シリーズ 11 まで公開されているようです。アマプラではシリーズ 9 まで見られます(2024 年 8 月現在)。 (アマプラのリンクです) 非常に厳しい倫理観を背景にしたドラマで、罪の象…

快気祝いに再挑戦

近頃胸の中で育っていた炒飯欲を鎮めるため、近くの中華料理店を予約しました。 そこへ向かう道 そこはいつも人でいっぱいで、時には外に列が出来ているようなお店なので、二十年近く同じ街に住んでいながら、行ったことがなかったのです。そこで、周到にデ…

灼熱の快気祝い

昨日、家のまわりをひとめぐりしてみて「行けそうだな」と判断し、今日は駅のそばまでランチに出かけてみました。お洒落な上海料理のお店でランチを食べようと前日からHPでメニューを吟味して向かいました。療養中に食べた冷凍の炒飯がおいしかったので、今…

伊勢物語 第五十一〜五十七段

歌一首のみの章段が続くので、一気に、手短に行きます。 五十一 昔、男が人の前栽に菊を植えたときに 植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん花こそ散らめ根さへ枯れめや (しっかり植えましたから、秋のない時は咲かないでしょうけど、 秋には咲くでしょう そし…

ざべすの木曽路は雨上がり ⑵

旅人のみなさん、おはよう! ざべすよ! 日曜日到来ですわ。 このところ、はやり病、地震、大雨とたいへんなこと続きですね。ざべすも不安な気持ちです。みなさま、お見舞い申し上げます。 今日は、先月末に訪ねた妻籠宿のお話です。 〜前回までのお話〜 poo…

やみあがりぬ

7 月 27 日に発熱して、28 日に COVID-19 陽性の診断があって、29 日にゾコーバを処方してもらって、それから来る日も来る日も眠り続け、起きたら『伊勢物語』をちろっと読んでまた寝て、また起きたら『主任警部モース』か『刑事モース』を見てまた寝て……と…

伊勢物語 第五十段

五十 昔のことです。 男がいました。 恨み言を言ってきた人を恨んで、 鳥の子を十ずつ十は重ぬとも思はぬ人をおもふものかは (卵を十ずつ十重ねることはできたとしても 自分を愛してくれない人を愛することはできない と言ったところ、 朝露は消えのこりて…

伊勢物語 第四十八、四十九段

四十八 昔、男がいた。馬の餞(旅立ちの祝い)をしようとして人を待っていたところ、相手が来なかったので、こう詠んだ。 今ぞ知るくるしき物と人待たむ里をば離(か)れずとふべかりけり (今知りましたよ 人を待つのは苦しいものですね 自分を待っている人…

隔離生活の中の理性の部分

日曜日ですね。 残念ながら感染症罹患で隔離生活中のため、「ざべすのご機嫌斜め上日記」はお休みです。PC が隔離部屋にあって、ざべすがこれに触ることができないのです。 今週は約一週間前から始まった隔離生活の記録を振り返っていきます。記録先は主にマ…

伊勢物語 第四十七段

四十七 昔のこと。男に、なんとかして思いを叶えたいと大切に思う女がいた。しかし女の方ではこの男が浮気者だと聞いて、次第につれなさが増していった。そんなときに、女が詠んだ歌。 大幣(おほぬさ)の引く手あまたになりぬれば思へどえこそ頼まざりけれ …

伊勢物語 第四十六段

四十六 昔のこと。 男に、とても親しい友人がいた。少しの間も離れず互いに大事にしていたが、その人が地方に行ってしまうことになり、男はしみじみと悲しく思いながら別れたのだった。 月日を経てその人が送ってよこした文に、「お会いできないまま、あきれ…