今朝の「悩みのるつぼ」の相談は、70 代の男性からでした。
相談者には同じ大学を卒業して同じ会社に就職した友人がいます。友人は出世したが相談者はそうでもなく、しかしともに定年まで勤め上げ、退職した後はＯＢ会の幹事的なことを二人でやってきました。ずっと、相手がリーダー、自分はナンバー2でやってきて、このほどリーダーが病気でＯＢ会をやめることになったので、自分がリーダーになるんだなと思っていたら、別の人が後継として指名されてショックだった。ナンバー2でいいやと思っていたらナンバー2ですらなくて、自分の人生は何だったんだと思い詰めてしまっているのだそうです。
これに対する上野千鶴子の回答は、一生序列を確かめ合いながら生きるの？ というもので、ごもっとも。相談者がこの説諭を経て、自分はずっと競争関係の中に身を置いてきて、どっちが上だとか下だとか気にしていて気が休まらなかったなあ、まわりの人のことも自分より上か下か、いつも気にしてきたなあ、そんなの変だよなあ、これからは別の生き方をしよう……と思うかどうかはわかりませんが、何か視点を変えるようなきっかけになっていたらよいのですが。どうなんでしょう。上野千鶴子はちょっと突き放していて、相談者には自分の言っていることは理解できないかもしれないと思っているようでした。一体この相談、だれが回答者だったら相談者と相談内容にぴたっときたのでしょう。
美輪明宏は、言葉は違えど、上野千鶴子と基本的なところは同じような回答をしたと予想されます。「まあ、まあ、そんなことが気になるのですねえ。いいじゃないですか、リーダーなんかにならなくて。リーダーは大変ですよ。つまらない嫉妬だって買いますし。その役割が回ってこなくて幸いだったじゃありませんか」と、考えようによっては、上野千鶴子よりもっと辛辣できつい言い方になっていたかもしれません。
では姜尚中か清田隆之だったら？ おそらく、この相談者は同性には相談したくなかっただろうと思います。若造にびしばしと分析されるのは我慢がならないし、自分よりずっと人望がありそうでな同性に諄々と諭されるのも我慢できなかったでしょう。
そう考えると、これは上野千鶴子に朝っぱらから突き放されるのがベストだったのだという結論に行き当たります。
すごく溝があるとき、精一杯説明したり、わかってもらおうとするとそのことでただ単に傷つけてしまうこともあるし、それよりは突き放してちょっとむかっとされて、多少目先が変わる程度のことを期待するのがよいのかもしれません。
落ち込んでしょげかえっているよりはむかっ腹を立てている方がまし、ということもありますし。
そんな結論に行き当たったからといってどうということもないのですが、この相談者のように、頭の中に序列関係がセットされている人と相対するのは大変。やりとりが「上か下か」に終始してしまって、私ならただ単にしょんぼりしてしまいそう。「序列がそんなに重要なの？」なんて、熱意と勢いのある人じゃないと言ってやることはできないかも。
本日のお食事（食べた順）
玄米茶、餅を焼いて厚揚げの煮たのを煮汁ごとかけて海苔や紫蘇を添えた雑煮風のもの、ヨーグルトに柑橘シロップ／トマトジュース、ライ麦のサンドウィッチ、ピノおどるカフェモカ／食べるお茶／コーヒー／バニラアイスにゴマ油やゆず胡椒などをトッピング、駄菓子少々／玄米茶、みかんチューハイ、もやしのナムル、ニンジンのきんぴら、ぎばさに卵黄のめんつゆ漬け、うるいとねぎとイカのポン酢醤油炒め、鴨と白菜のスープ、有明のハーバー、ポテトチップス（休日前のため、夜は飲み会的なことになりました）
下線部は夫がいそいそと帰ってきてしまい、うっかりうかうかと暢気にお菓子を食べてしまいました。これが予知できていればピノは食べなかったのに、無念です。
今日は午前中、町内会的なものがあって、それに出席しました。感染症問題があるので、ぱぱぱっと確認しあって、さささっと話し合ってすぐ解散しました。町内でお祭りとかできるのはいつのことなんでしょう。うちの町内規模で祭りができないのだから、オリンピックなんて夢のまた夢、と思ってしまうのですが。
というわけで、バレンタインデー太りからは脱出しました。正確に言うと、連日食べ過ぎたシャトレーゼ分の削減ができました。なぜ削減できたのかよくわかりません。急激に太った分は急激に落ちるという程度のことなのかしらん。お騒がせいたしました。明日からは平常運営にもどります。
ではでは。
おわり
