プール雨

幽霊について

ネタバレと私

 私が先に本を読み終わると、彼は必ず「どうだった? おもしろかった?」と聞く。それで「……その質問、答えた方がいい?」って聞き返すと「駄目ーーー!」とくねくねするのであった。
 そんな彼が『1984』を読みながら、全体の 1/5 くらい過ぎたとこで私に聞いてきた「これ、ずっとこの調子?」。「……うーん、まあ、そうね。飽きたの?」「(笑顔で)飽きた!」「じゃあ、重大な展開が起きるところに付箋はってあげようか(まじ)」「やめてーーー!」っていう。
 大体「ネタバレ」に関してはそういう感じの日々です。