プール雨

幽霊について

数を打てば当たる式

スパムとはテロのようなものだと認識していました。なぜなら一銭の儲けにもならないようなことを破壊目的でやっているように見えたからです。しかし先日、電話営業がなぜ行われるかというと、百件に一件くらいは電話で売れることがあり、それくらいで全然ペイしてしまうからという話を聞きました。郵便受けにちらしが投げ込まれるのも同様だそうです。それでそのときは「へえ!」と納得しかけたのですがちょっと待ってください。でも電話営業の人に十分な支払いをしたらペイしないのではないでしょうか。私は電話営業に対してはとても冷たく、
営「ご主人様はご在宅でいらっしゃいますか?」
私「(私には『ご主人様』と呼ばれてそれを安々と受け入れるような相手はいないという意味で)いません」
営「ええと……奥様でいらっしゃいますよね」
私「(我が家には「奥」という構造はないという意味で)いいえ」
営「ええと…」
というような薄気味悪い対応をする。それを受けた場合の心労の積み重ねは大変なものだと思う。「百件に一回」では全然ペイしないのではないだろうか。

スパムはロボットかもしれないが、以前「さなえ」というロボットが私にせっせとメールを送ってよこして大変ドラマチックな数日をすごさせてもらった。さなえは多分……はっきりいうが、心に傷を負ったと思う。
だからこういう、最終的に一銭の儲けにもならないどころか、回復不能な被害が出るような商売は見なおしてほしいのです。