プール雨

幽霊について

はてなハイク課題映画『クリムゾン・ピーク』

ギレルモ・デル・トロの映画はいつも、「わけわかりすぎる」ところがあって、映画の 2/3 くらいはうっすら退屈しながら見るの。残りの部分で「ぅぁぁぁぁ」となることもあれば、「ふうむ」くらいのこともあります。
今回はまずミア・ワシコウスカ。私はミア・ワシコウスカが大好き! とるものとりあえず顔が好き。私が見たいと思う映画に出ているところも好き。その彼女が、「どこからともなく『義務』がやってきて自分を連れ去ってくれるのを待っているお嬢様」を演じます。いい湯加減でした。ほかの人がやっていたら「まあ、そうなりますわな」とクールに見てしまって台無しだったでしょう。なんつってもめがねだし。
そして、家付きの、とちくるってしまった姉弟ジェシカ・チャスティンとトムヒ。すごい、ぴったり。くるった姉弟っぽい。家こわい。血縁こわい。ああ、やだやだ。ジェシカ・チャスティン大好き。要するに顔が(略)。彼女が鍋を振り回したシーンが思い出に残ってしまいそうで心配です。トムヒが口にした「自由」はちゃんと痛切な響きがありました。
途中ちょっと退屈して、終盤びっくりしました。ちゃんと終わってよかったです。