プール雨

幽霊について

いるとかいらないとか、そういう問題だろうか

 日本語の古語は専門じゃないので、漠然としか把握してなくて、大体いちいち調べるんだけど、この「いちいち調べる」ことに抵抗がないというか、少なくとも調べ方がわかっている状態も勉強の成果なんだろうなと思うと、「古語の文法、学校でやる必要ない」とか「古典と漢文はやらなくていい」と言う気にはとてもなれないなあ。一応 1300 年くらいは歴史のある、日本語で書かれた諸々の大部分にアクセスできない状態で大人になるのは地味にきついと思う。法律の専門家だけが条文を読めればいいってわけじゃないし、研究者だけが史料を読めればいいってわけじゃない。古典漢文に全然あたっていなかったら戦後すぐのものだって読めないわけだし。「いらない」って言っている人たちも学習の恩恵にあずかっていると思うナ。