1980 年「光州事件」を取材したドイツ人ジャーナリストに同行したタクシー運転手がいました。その彼に材を取った『タクシー運転手 約束は海を越えて』を見ました。
- デモに眉をひそめる「ふつうの人」が戦闘に巻き込まれていく、学生がちょっとした夢を話す「ふつうの日常風景」が戦闘風景に変わる、その変わり目が見事でした。
- この映画の作り手は、観客を「辛い目に遭ってきた人々」そして「罪の周辺にいる人々」と想定していると思う。
- 妖精のようなガンホさんが朗らかに私たちを 1980 年の光州につれていき、そしてちゃんと日常に帰してくれます。おすすめです。