2009 年から 2011 年にかけて、日比谷で「Springfields」という春フェスが開催されていました。
似たようなイベントはあのあと、会場を両国かなんかに移して行われていた……とは思うのですが、現在、Springfields という呼称での春フェスは行われていないようです。
私は 2011 年 6 月の回に行きました。震災の年です。だから演者は冷静に、つとめて穏やかであろうとしているんですけど、客席が変な、うわずった感じになっていたのは覚えています。みんな、疲れていたんですね。
あのあと、World Happiness や NO NUKES なんかもあったので、夏フェスにはちょくちょく出かけて行っていたのですが、そこにいながらにして「夏のイベントはもう、無理なんじゃないか」って思ってました。
フェスは春。なんなら、冬。
夏、炎天下で、大音量の音楽を聞きながら踊り狂うとか、そう言われるとすばらしい所業のような気がしないでもないが、そこに働いているのは「慣性」だと思う。夏とくればフェス、夏とくれば踊って騒いでうさばらし、となるのは単に「つきもの」というやつで、大人ならばそこでよく考えてみなければなりません。
命のことを。
命、だいじょうぶかな?
ってね。
命あってのビズィネスでは?
ってね。
昼間は、そうできる人は遮光カーテンを閉めてじっとしていよう。そうすれば公共交通機関の運行に支障をきたすようなこともなくなり、その時間に働いている人のじゃまにもならない。
朝夕、動こう。朝夕もすでに暑いんだが、真っ昼間よりはいくらかましです。
7 月、8 月はもう、生存に適さない月になってしまった。この時期をそうっと暮らして生き延びて、そうだなあ、どうしても夏フェスっぽいことをしないとナイチャウ! とか言うのであればですよ、9 月に。9 月に、もうちょっと天候がましになったときに屋外でぱ〜っとやりなされ。花火も飛ばしなされ。祭りじゃよ。
だって今日、ちょっと「夏バテによいとうわさの豚肉を買わねば」と外に出たらですよ、
てりてりしてるんですよ、なにもかもが。
歩みをすすめるにも、
大きな木の下から大きな木の下へ移動するのでなければ私、前に行けなかった。
「残暑」のひとことで済むことをながながとすいませんでした。
反省しております。
ではでは。
ちぇりおでっさ。