すこしまえ、自分の住んでいるところが『アドマチック天国』というテレビ番組で特集されたのです。それで久々に見たのですが、人気店とか、名店と言われているようなお店は出てきませんでした。撮影不許可だったのかなあと想像しています。
そもそも、うちの近所はおしゃれな店がなく、おいしいお店もごくごく限られており(ゆえにいつも混んでいてとてもテレビクルーなどを受け入れる余裕がない)、30 位までそろえるのは至難の業だったと思います。
なんかたぶん、行政、商工会や不動産会社などを中心とした街作りの方向性がちょっとずれてんだな、ここは、などとも日々感じております。
今日は一日中寝てしまいそうだったので、近所のカフェにランチに行きました。
突然ですが私はうどんが好きです。
うどんならなんでも好きですわ。
こないだ津村記久子の『うどん陣営の受難』を読んでいる間、ずっとだしのにおいがするようで不思議な気持ちになりました。
しょっちゅううどんを食べているので、容易に思い出してしまうということなのだと思います。
ちなみにこちらのうどん、300 円とかそんな値段です。それを、おいしい、おいしいといってあっという間に食べ尽くし、デザートにソフトクリームまでいただきました。
東京でもっともおいしい(自分比)ソフトクリームを出していたお店が閉店してしまったので、もしかしらたらこのソフトクリームが都内一番かもしれない、そんな思いが生じております。
それほどおいしい。
もちろんこの、ザ・家族経営の、扇風機は客が自分でスイッチを入れるスタイルのカフェ、アドマチック天国には出てきませんでした。よかった。ここがお客さんでぎゅうぎゅうのぱんぱんになってしまったら、うどんはともかく、どこでソフトクリームを食べればいいのでしょう。
ふせてもしょうがないので、申し上げますと、街の名前は田無です。地名に「無」がついているという思い切った土地柄が影響したのか、スターバックス的なものがありません。ないものはスターバックスだけではありません。駅前の図書館、新編日本古典文学全集が揃いじゃないのです。読みたいのがあれば取り寄せてもらえるんですが、少ない資料を西東京一帯で共有しているため、全集や大系が揃いじゃないというこの味わい深い状況。
ちょっと前、美容院に行ったとき、いつも穏やかな美容師さんが明らかに機嫌が悪かった。普段なら客層に合わせた愉快な BGM もそのときはずっと BOØWY で、私、怖かった。何年もおかっぱを維持管理してもらって、こうしたことは初めてでした。それで私は想像しました。
きっと、商工会ともめたんだな。
と。100 % 想像ですが、かなり確度が高く、私はもう、そうみなすことにしました。そう思いこむことによってその時間を耐えました。
先日行ったらいつものように、穏やかな美容師さんになっていたので、よかったよかった、頼むよ商工会、と思いました。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、私夏バテしてるんですよ。いえ〜い、貧血っぽ〜い。ははははは、はははははは。
言いたくないのですが、あと一カ月くらい、暑いようです。みなさまお体大切に。ではでは。