プール雨

幽霊について

「日々ロック」

おもしろくないかもな〜と頭の隅で思いながら「日々ロック」(入江悠) を見てきました。

おもしろくはなかったです。
主人公たちのバンドが「曲はふつう、演奏は三流、歌詞はありきたり」って言われる場面があって、この映画もそんな感じ。「道具立てはありきたり、演技は大げさ、物語は古典的」。でも、終って、エンドクレジットが流れだしたとたん、ぶわーんとわけのわからない感情が押し寄せてきました。灯りがついて、ふと見ると隣の人もうなだれてた。お手洗いに立ったら、女子二人づれの片方が「最初の方で、もうだめかなって感じで全然おもしろくなかった〜」って言ってて、それもわかると思った。で、もう片方が「うー、何がって言われると困るけど……うー、なんか、よかった」って言っていて、それもわかる! さらには「アナ雪」のアナみたいな髪の色のギャルが泣きはらしていて、わかる! 我が人生でギャルに最も接近! っていう感じでした。
うーん、なんだろ?